GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
電圧計付検相器 [電圧計付検相器 PD3259]
事業主体名
日置電機株式会社
分類
生産・製造用機器・設備
受賞企業
日置電機株式会社 (長野県)
受賞番号
16G080616
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

世界初の金属非接触電圧センサを三本搭載した電圧測定機能付き検相器。三相の電気設備の敷設工事では、点検作業として各線間の電圧値と相順を確認する。従来電圧値の確認は、デジタルマルチメータを使って、電圧値を測る作業を三回行う必要があった。本製品は金属非接触電圧センサを三本搭載したことで、一回の測定で各線間の電圧値とさらに相順まで一括表示できる。また金属非接触で測れることから、感電とは無縁の安全な状態で安心して作業ができる。現場の点検作業にかかる工程・時間は大幅に短縮され、作業者の身体的・心理的負荷も大幅に軽減される。まさに現場の働き方を根本から変える測定器の誕生である。

デザイナー

日置電機株式会社 PD3259開発チーム/技術10課 デザイングループ

詳細情報

http://www.hioki.co.jp/

発売
2015年12月18日
価格

85,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

感電の危険ゼロ、電気工事の現場の働き方を変える、金属非接触電圧センサを搭載した現場測定器の実現

背景

電気工事の現場では、感電事故が絶えず、事故をゼロにしたいという想いは以前から強くあった。三相の電気設備の点検作業では、各線間の電圧値と相順を確認する必要があり、そのために金属部分に金属製プローブを三回もあてることは、感電の危険があり作業者にとってストレスであった。世界初となる金属非接触の電圧測定技術を確立したことで、高い安全性と利便性を兼ね備えた現場測定器としてその技術を応用する機運が高まった。

デザイナーの想い

電気工事の現場はまだまだ変えられることを伝えたい。これまでにもうやり尽くされていると考えられていた電気工事の現場測定器の世界において、金属非接触の電圧測定技術を応用することで、高い安全性と利便性を兼ね備えた新しい現場測定器を実現した。電気工事の現場での感電事故をなくし、より作業面での効率も上がることで、本製品がユーザーにとってかけがえのない存在となることを願う。

企画・開発の意義

作業者の身体的・心理的負荷の軽減(感電事故をゼロにする)。作業者にとって、感電の危険から解放されることは、日々働く際の気持ちの面で計り知れないほどプラスとなる。点検作業の工程・時間の短縮(測定回数四回→一回)。測定器・作業者の数の低減(測定器二台→一台、作業者二人→一人)。点検作業は同じ作業を繰り返し行うことも多く、小さなメリットであったとしても、長期的に見るとトータルで大きなメリットとなる。

創意工夫

○コンパクトな現場測定器を実現するために、機能を絞って操作キーを三つに集約した。操作としては、三本の電圧センサをそれぞれケーブルにはさみ、電源を入れるだけで簡単に測定可能とした。 ○三本の電圧センサ用基板と四本の電池を本体に収めながらも片手で持てるサイズを実現するために、両サイドの張り出し部分の厚みを最小限にとどめ、持つための手がかりとした。また、本体とケーブルとの接続部分では、本体の一部をスリーブの一部としてすっきりと見せることで、視線が自然と画面に向かい、全体的にコンパクトな印象となるよう工夫した。 ○現場で瞬時に判断するために、すべての測定結果を一括で表示できるよう、大型ディスプレイを採用した。また、相順の結果は、バックライトの色と音で通知可能とした。

仕様

○寸法:84W×146H×46D mm ○重量:590g(電池装着時) ○ケーブル長:0.5m

どこで購入できるか、
どこで見られるか

日置電機株式会社
日置電機株式会社

審査委員の評価

金属非接触の電圧測定技術を製品化したことは、電気工事現場での感電の危険性をゼロにしただけでなく、心理的意味合いと工数の両面でも作業負荷軽減に大きく貢献しており高く評価された。また、非接触という今までと異なる基本設計に対して、サイズやインターフェースもよく考慮されている。

担当審査委員| 朝倉 重徳   内田 毅彦   加藤 麻樹   青木 俊介   CAI Jun  

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