GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
スタッキングチェア [SOU スタッキングチェア]
事業主体名
キッカワークス
分類
生活家具/家庭用照明器具
受賞企業
キッカワークス (愛知県)
受賞番号
16G060411
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

スタッキング時や、連続的に並べられた時の美しさに重点を置いたシンプルなスタッキングチェア。”厚み”と”簡潔さ”を追求した結果、フレームとなる「角材」と曲面の「板材」の2種類の断面のみで構成された椅子となった。 また、アクセントカラー(グラデーションカラー)を加えることで、集合した時に個性や多様性を発揮できる家具となっている。座と背の優しい曲面と、弾性力のあるブナ材、接合部の工夫により、シャープなイメージながら、快適に座れる居心地を実現。 コンパクトさや、直線的なデザインのこの椅子は、公共空間から住空間において、多様な活用の可能性を持つものと考えます。

デザイナー

キッカワークス 粟田一行

詳細情報

http://kikkaworks.com

発売
2015年6月
価格

46,000 ~ 48,000円(税別) (カラーや樹種のセミオーダー可能)

仕様

寸法:幅428mm x奥行き420mm x 高さ720mm 樹種:ブナ 仕上げ:ソープフィニッシュ、オイルフィニッシュ

受賞対象の詳細

背景

シンプルでコンパクトかつデザイン的にもスマートなスタッキングチェアを、木製で実現したいと考え開発に着手。スタッキングの構造を実現し、製造面での合理性にも配慮し、かつ良質な座り心地を提供できる木製の美しい椅子を目指した。また、ブナの丸太からロスの少ない生産方法を確立し、丁寧に製品化して長く使ってもらう、というサスティナブルな製品のあり方にも着目して設計に取り入れている。

デザインコンセプト

コンパクトさ・シンプルさ・連続感を重視し、線的で凛とした日本的なデザインを目指した。

企画・開発の意義

この椅子は公共空間などの多くの方が集う場所や多目的に使用する空間において、効果を発揮します。シンプルで直線的なデザインは建築空間に順応し、脇役としてはもちろん、グラデーションカラーによって、集合した時の多様性が1つのデザインとなり、主役にもなれる椅子です。 収納力がありかつ美しくスタッキングできることから、省スペースが求められる現代の空間において、多様な活用を喚起します。

創意工夫

構成部材をフレームとなる25×35mm断面の角材と、半径1000mmで座刳られた曲面材の2種類の断面形状に限定することで、デザイン的にはもちろん、製作面においても極めてシンプルで合理的なスタッキングチェアを実現するこができた。効率の良い工程で製作でき、材料ロスも非常に少なく、製作時の消費エネルギーも抑えることができる。 また、スタッキングを実現するために、脚の接合部の一部がピン支点に近い状態となっている。このことはブナの持つ弾性力と相俟って、背と座の関係に適度な弾性力を生み出し、線的でシャープなイメージの椅子ながら、長く快適に座ることのできる居心地を実現できた。

デザイナーの想い

デザイン・製作・販売というものづくりの流れを一貫してコントロールすることで、密度の高い家具を生み出したいと考えている。デザイン的な追求だけではなく、加工や材料の要件を密接に反映することで実現できる形に興味があり、そのような考えのもとこの椅子も設計している。それによりこの椅子は、断面形状・接合部・曲面材と線材の取り合い部など、加工や材料を吟味した上でのみ具現化できるディテールの集合体となっている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

KIKKA WORKS 工房
KIKKA WORKS HP

審査委員の評価

構成部材を「25×35mm断面の線材と半径1000mmで座刳られた曲面材」の2種類の断面形状のみに限定することで、製作上の合理性はもちろん、この木製のスタッキングチェアに特徴的な表情を持たせることに成功している。またスタッキングチェアという椅子の特性をよく理解しており、単体での存在より、スタッキング時、または連続して配置したときの美しさに重点がおかれている。つまりは、設置する場所への空間的な視点をきちんと有している。

担当審査委員| 長町 志穂   鈴野 浩一   藤森 泰司   山本 秀夫   Eggarat Wongcharit  

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