GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
レードル [すくいやすく注ぎやすいレードル]
事業主体名
一菱金属株式会社
分類
キッチン用品
受賞企業
一菱金属株式会社 (新潟県)
受賞番号
16G040184
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

手前面は鍋底に、尖った注ぎ口は届きにくい鍋の角にフィットして「すくいやすく」、なだらかな曲面はつたってこぼれ落ちにくく「注ぎやすい」、対称形状で利き手に関係なく使えるシンプルなレードル。皿部分をおむすび形にし、両端に角を設けた。角があることで鍋の側面とカーブとの間に隙間ができにくく、角の部分が注ぎ口の効果も果たし、盛り付けやすい。継ぎ目のない18-8ステンレス一体成型。

プロデューサー

江口 広哲 / 一菱金属株式会社

デザイナー

高橋 悠 / 株式会社タンジェントデザイン

発売
2016年4月
価格

1,800円

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

長さ285mm 幅86mm 高さ62mm 重量120g 18-8ステンレス一体成形

受賞対象の詳細

背景

和食、洋食、中華と現代日本の家庭料理の種類は様々で、キッチンツールも用途によって細分化されている。そこで、どの料理にも一本で対応できて気軽に使える万能レードルを目指して企画した。利き手に関係なく使える注ぎ口を備えたレードルは市場にほとんど見られず、左右対称の注ぎ口を試作してみると、形状次第ですくいやすくもできることがわかった。フレンチシェフと共に使用感を確認しながら開発を進めた。

デザインコンセプト

両端の角が鍋の角に沿ってすくいやすく注ぎ口の役割も果たす、利き手に関係なく使えるシンプルなレードル。

企画・開発の意義

すでに成熟し、雛形が出来上がった日用雑貨と言える「レードル」の、新たな定番を目指して開発を行った。「すくいやすく」「注ぎやすい」特徴的な形状を持ちながら、シンプルにまとめることができた。板厚を抑え製造工程を精査することで、軽量、低価格を実現した。

創意工夫

皿部分が複雑な曲面で構成されたおむすび形になっているため、プレス工程を増やして成形した。手前面と注ぎ口は板厚を半分までプレスすることで、強度確保とすくいやすさや水切れの良さを両立させている。汚れが溜まりにくく強度も高い、継ぎ目のない18-8ステンレス一体成型。

デザイナーの想い

細部まで検討を尽くされた名作が多く存在する「レードル」というテーマに先入観を捨てて挑戦した。使用時の振る舞いと求められる機能を再考し、3Dプリンタを用いて曲面や持ち手の太さ、外形線を0.5mm単位で試行錯誤し、最適な形を導いた。機能性を強調し過ぎる造形を避け、飽きずに永く使える端正な料理道具を目指した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東急ハンズ 新宿店、新潟伊勢丹

審査委員の評価

ほんの少しの変化で、ここまでの機能性が生まれるとは、まさに発明的なデザインであるといえる。皿部分をおむすび形にし、両端に角を設けることで「すくいやすさ」「注ぎやすさ」が向上し、さらに左右対称となった注ぎ口は利き手を選ばないユニバーサルデザインに仕上がっている。基本的な調理器具にも、まだこのような進化が残されていたことが驚きであり、高い評価が集まった。

担当審査委員| みやけ かずしげ   鈴木 啓太   村田 智明   安西 葉子   渡辺 弘明   Manfred Wang  

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