GOOD DESIGN AWARD

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2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
被災体験に根ざした被災地支援活動 [3.11東日本大震災を体験したことで気付いた、被災地を継続的に支援できる仕組み。日常を継続するための情報発信と就業継続のための支援]
事業主体名
有限会社 モーハウス
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
モーハウス (茨城県)
受賞番号
15G141269
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

4月25日に発生したネパールでの震災。 東日本大震災で被災した経験から、日常を続けることの大事さを感じていたため、ネパールで私たちの商品を制作している方に「日常を続けるための支援」をしたいと思いました。 それは、これまで通り、女性達に就労場所を提供することだと考えました。自立できる収入の確保のための支援として、ネパール製授乳服の購入が被災地支援につながることをアピールし、情報発信を行っています。大きな支援ではないけれど「仕事を発注し続け、仕事を提供することで持続的な収入源を保つ支援」の仕組みを作り、日本の母親達とネパールの女性達とのつながりを保ち、息の長い取り組みとして展開しています。

プロデューサー

モーハウス代表取締役 光畑由佳

ディレクター

Nature and Creation 代表 菊地 静

デザイナー

モーハウス 制作チーム 岩城 尚子、広報チーム 稲場 香絵

制作デザイナーも育児中の母親

詳細情報

http://shop.mo-house.net/fs/mohouse/c/gr85

支援開始日
2015年4月26日
価格

14,000 ~ 18,000円 (支援対象のネパールシリーズの価格)

販売地域

日本国内向け

設置場所

青山ショップ、つくばショップ、百貨店、病産院等

受賞対象の詳細

背景

東日本大震災で私たちの活動も打撃を受けました。活動の継続が不透明ななかでも、母乳育児で困っている母親達を支援したい、と多くのスタッフが子どもと一緒に出勤できるならと翌日から出勤し、可能な限りの業務を行いました。商品出荷のため、一時的に出荷ベースを茨城県から岡山県に移し、スタッフ交代で出荷作業を行いました。このときの被災した経験から日常がどんなに大切なのかと痛感しており、この支援策を発案しました。

経緯とその成果

ネパールの被災地支援として、東日本大震災の被災した経験から「日常を続けるための支援」を行う。

デザイナーの想い

震災があっても授乳で困っている母親はきっといる。どんな状況でもお産は待ったなし。東日本大震災の際、自らも被災した中、渾身の力と知恵を集めて「普段の通りの営業/活動を続ける」努力をしました。 この体験を経て、ドネーションではない普段の支援をより強化する方向での支援を実施しました。遠いネパールの女性を支援したいと続けて来た事が被災地支援に繫がった。これこそが普段通りのなせる技と感じています。

企画・開発の意義

災害はどこでも起きうる。 被災体験も活かす事で、次の災害への備えとなり、別の被災地を支える仕組みや考え方を生み出せます。被災した人達は延々に支援される立場だけではない。日常を取り戻し、被災から自立できる道筋を確保できれば、もっと早く復興できる。私たちの被災体験を活かし、日常の営みを継続するためのアイデアや支援活動で、自立復興に向けての一歩のための支援をしたいと思います。

創意工夫

災害発生後すぐに現地で活動する支援者に連絡し、授乳服製作に携わった方々の安否確認を行いました。その上で、どのような支援が望まれるか確認。現地から、停電断水は日常の事で揺れは怖いが生活の糧がなくなるのが困る、次の発注を待っている、という言葉を受け、対象支援商品の販促とともに、被災状況の情報発信、被災地支援のアピールを震災発生翌日に開始。 速やかな支援の申し入れをすることで現地の人々を安心させることができました。支援アイテムの購買者からメッセージを預かり、発注の際に現地に届けました。頂いたメッセージには、自らの被災した体験も交えたエールも多く、お互いの復興を願う橋渡しとなり、この活動を通し、日本とネパールの女性達がお互いを励まし合い、支えあい、日常を取り戻す内的な力を応援することができました。

仕様

2012年以来、ネパールの女性支援のため現地で授乳服を制作。4月のネパール大地震を受け、東日本大震災の被災体験や当時の不安要素を思い返し「日常を続けるための支援」を決定。自立復興のための持続可能な仕事の発注を目指し、ネパール製授乳服と被災地の情報を発信し、日本から応援メッセージを届けた。一時的な金品だけではなく、日常を取り戻すため「持続的に仕事のできる状態を作るための支援」の仕組みを構築した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

モーハウス青山ショップ
Mo-House Design Collection  ネパール×モーハウス
ネパール×Mo-Houseラムロ
ネパール×Mo-House ビスターラ

審査委員の評価

ネパールの被災地支援として、東日本大震災の被災した経験から「日常を続けるための支援」として続けられているプロジェクト。被災経験者だからこそわかるそれぞれの困っている点を一本の線で結んで解決している点と持続的な収入源を保つ支援の仕組みも高く評価された。

担当審査委員| 横川 正紀   色部 義昭   上田 壮一   南雲 勝志   山崎 亮  

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