GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
商品住宅 [cotoiro]
事業主体名
株式会社ベツダイ
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社ベツダイ (大分県)
受賞番号
15G090848
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

窓辺での出来事に着目することで人の居場所をつくり、生活に多様な繋がりつくる住宅である。本を読む、外でランチを楽しむ、窓辺でおしゃべりをする、子供に絵本を読み聞かせる…など、生活を生き生きとさせるような窓辺でのアクティビティを抽出し、個性的な27種類の小さな空間「マドベヤ」をデザインした。住み手が生活や周辺環境に合ったマドベヤを選び、プレーンな箱型の住宅に付加することで、住み手の個性が表れた家ができあがる。また、マドベヤはそれぞれ外部との特徴的な繋がりを持っており、住宅と自然や街との繋がりを促す。現在27種類のマドベヤが用意されているが、今後さらに多様なマドベヤを増やしていく予定である。

プロデューサー

株式会社ベツダイ 代表取締役社長 ⽮邉 弘

ディレクター

一級建築士事務所ikmo 比護 結子

デザイナー

一級建築士事務所ikmo 比護 結子

一級建築士事務所ikmo 比護結子

詳細情報

http://iecolab.jp/project2/452/

発売予定
2015年8月5日
販売地域

日本国内向け

設置場所

大分県大分市大字横尾3934番9

仕様

木造軸組構造、地上2階建て、建築面積:54.20㎡、延床面積:85.27㎡

受賞対象の詳細

背景

イエコラボ(建築家・建材メーカーとコラボレーションし、新しい住宅を提案する試み)より生まれた住宅商品である。

デザインコンセプト

窓辺での物語を集めて家の原型をつくる。

企画・開発の意義

窓を建築の単なる部位ととらえるのではなく、アクティビティと結び付け、空間へと広げた住宅である。 窓辺は、人間にとっても動物にとっても植物にとっても魅力的で、居心地がいい場所である。「窓辺で何をしたいか」という問いに答えるべく、たくさんの種類の窓辺空間=「マドベヤ」を用意し、家を建てる人は好みの「マドベヤ」=「アクティビティ」を集めてひとつの家をつくる。そのプロセスも楽しめる住宅である。

創意工夫

5.46m四方の正方形ベースモジュールの4面に、最大2.73m四方(2階では幅2.12m×奥行1.82m)のマドベヤが合計8個までつけられるシステムとした。ベースモジュールは最低限の生活を賄う機能のみとし、マドベヤが生活を彩るように考えている。ベースモジュールはマドベヤを介して外部と繋がり、マドベヤはベースに対する「窓」となる。 構造については全国の工務店で施工できるよう2階の片持ち部分も含め、一般的なサイズの木材で構成している。多様な大きさのマドベヤを建主が自由に選び、中央の正方形のベースモジュールに接続できるようベースのコーナーで耐力壁を配置し、4面すべてにマドベヤを接続できるようにしている。 また各マドベヤはそれぞれの物語(アクティビティ)に応じた多彩な素材を用いたインテリアとする一方で、ベースモジュールを抽象的な表現とし、マドベヤを浮き上がらせながら住宅全体の統一感を創出している。

デザイナーの想い

マドベヤには、人を招き入れやすいもの(土間ライブラリーや土間キッチン)や外部へ解放しやすいもの(半屋外のダイニング)などがあるため、窓辺を家族で楽しむだけでなく、外部空間を積極的に取り入れたり、住宅の一部を街へ開くことが可能なシステムになっており、地域コミュニティとの繋がりを求めるニーズにも対応している。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社ベツダイ  〒870-0904 大分県大分市向原東2丁目2番30号
IECOLAB/イエコラボ

審査委員の評価

窓辺を「マドベヤ」と呼ばれる部屋とすることで、様々なアクティビティを、通常の建築とも家具とも違うスケールの中に置いている点が面白く独創的である。また、それぞれの「マドベヤ」がそれぞれの意匠をもち、中心となる空間に表情をつくりだしている。限られた敷地の中で、住宅の中に多様な空間を内包させる一つの手法といえるだろう。また敷地の形状にあわせて、「マドベヤ」を作ることも可能であろうし、中心の空間と分離されることで、地域と無理なくつながれる空間が実現していることも評価できる。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   中村 拓志   松村 秀一  

ページトップへ