GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
多目的スペース用スツール [キャンパス ブロック]
事業主体名
コクヨファニチャー株式会社
分類
公共施設用機器・設備/公共用家具
受賞企業
コクヨファニチャー株式会社 (大阪府)
受賞番号
15G080736
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

キャンパスブロックは、こどもたちの自由な学びをサポートするための多目的スツールです。目的に応じて組み合わせたり、向きを変えることで、多様な学びのフィールドを生み出すことができます。3つの高さを選べるイスとしての機能と、組み合わせ次第で拡張可能なテーブルとしての機能を有しています。樹脂インジェクション成型を採用し、こどもたちでも容易に持ち運べる軽さを実現しました。また汚れを落とし易く衛生面にも配慮されています。デザイン面でもブロックのように自由な使い方を想起させるフォルムや素材、向きを変えたときの表情の変化を感じ易い2トーンカラーなど、こどもたちが楽しく学習に取組めるような配慮がされています。

プロデューサー

コクヨファニチャー株式会社

デザイナー

コクヨファニチャー株式会社 教育TCM 徳山洋

発売予定
2015年6月
価格

18,000円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

座る高さを選んだり、並べて机にしたり、目的に応じてこどもの学びのフィールドをつくれるスツール

背景

文部科学省の小学校施設整備指針においても「高機能かつ多機能で変化に対応し得る弾力的な施設環境の整備」が求められるように、多用途に空間を活用し、様々な活動に対応可能な多目的スペースが学校空間において改めて重要視されています。様々な情報を組合せたり、他者との対話によって考えを深めるなどの能動的な学習に最適な家具とはどんなカタチか、実際の授業でこどもたちの観察を繰り返しながら開発しました。

デザイナーの想い

授業の観察を通して、床や壁面を机にしたり、1つの椅子に複数で座って読書したり、こどもたちが実に多様な姿勢で学ぶことに気づきました。またその時の楽しそうな表情が印象的でした。 デザインにおいては、単純なフォルムのなかに、ふっくらしたエッジや座面などに、こどもらしさを感じる造形を意識しました。動きに合わせて表情が変化する2色の組合せや面形状は、操作する喜びやワクワク感へ繋がることを期待しています。

企画・開発の意義

授業の観察を通じて、こどもたちが自ら考え、興味や関心をもって行動することで、より学びに集中していることがわかりました。キャンパスブロックはこどもたち自身が目的に応じて学びの環境をつくりだし、様々なものや情報、他者と関わりあいながら授業に取組むことで、より深い知識の定着や活用を目指しています。

創意工夫

キャンパスブロックは1年間に渡り、有識者とともに学校現場での観察と検証を繰り返しながら開発されました。学校現場ではこどもたちに興味関心を持って授業に取組めるよう、先生方が複数の家具の組合わせ、レイアウトや表示を工夫しながら、目的に応じた多様な授業環境を準備しているシーンに出会いました。そこからフレキシブルな学びの環境を構築することのできる家具の重要性に気づきました。「座る・書く」といった従来の椅子・テーブルの機能に加え、自らの領域をつくる「空間を仕切る」用途や、作品の一時的な展示や資料の設置場所としての「展示・掲示」など、様々な使い方が可能です。全体としてブロックのように単純で明快なアウトラインを持たせつつ、H420と210の面に椅子の座を想起させる形状を造形に組込み「座る」を想起させます。その低座面に関しては、身体能力の未熟な低学年の座姿勢を安定させるという機能的な側面も有してます。

仕様

寸法:W420xH320xD320(低学年向け座面:H210)  重量:3.2kg 材質:本体/ポリプロピレン、発泡スチロール カバー/ポリプロピレン

どこで購入できるか、
どこで見られるか

コクヨ株式会社 東京ショールーム(予定)

審査委員の評価

ブロックトーイのような多目的スツール。人が座る内側部分は柔らかい曲線を持ち、台になる外側の面はフラットで色をつけている。その対比を持ちつつも一つのプロダクトとしてバランス良くまとめている。色の選び方や樹指表面の質感も上品に仕上げている。子供たちを長時間に渡り観察し、この単純化された形態を導き出したことは評価できる。ある程度の重さがあるので、低学年には持ち運びが難しそうだが、ある程度の重さは安全にも必要である。ブロック型なので、積み重ねたくなる衝動があるが、あくまで大人が監督している状況での使用と解釈した。このスツールが複数置かれた空間は、子供たちだけでなく大人もわくわくし、自由に発想できる空間になるように思う。

担当審査委員| 橋田 規子   加藤 麻樹   重野 貴   寺田 尚樹   樋口 孝之  

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