GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
爪切り [G-1111 ステンレス爪切り S / G-1112 ステンレス爪切り L]
事業主体名
株式会社 グリーンベル
分類
健康・ケア、育児・介護用品
受賞企業
株式会社グリーンベル (大阪府)
受賞番号
11G01038
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ステンレス刃物鋼と亜鉛合金で作られたオール金属製の爪切です。金属のシャープな質感と、優しさを感じさせる曲面造形とを調和させる事により、生活用品である爪切りに、新しい感動と満足を生み出しました。各部に最適な金属材量と金属加工技術を徹底追究し、既存の爪切りの課題であった「機能性とデザインの両立」、「切れ味が生み出す高級感」という2つのテーマを高次元で克服するだけでなく「最適な重量バランス」による「上質感」、さらには「切れ味の耐久性向上」という理想をも実現しました。

プロデューサー

株式会社グリーンベル 取締役会長 石田 潔

ディレクター

株式会社グリーンベル 取締役工場長 高井宏通,関工場次長 堀部基美

デザイナー

株式会社グリーンベル 企画管理課 岡田康裕,原 稔,山元美穂,奥西敦子/製造三課 吉田裕喜,曽根 誠

詳細情報

http://www.greenbell.net/

発売
2011年9月5日
価格

1,890 ~ 2,100円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

本品に使用するステンレスと亜鉛合金は、その物質的特性からリサイクル性に優れた材料であり、製造過程に出る廃棄物も全てリサイクル回収しています。「良いものを長く使うのはエコである」との思いから、耐久性のある材料の選択と、良く切れて使いやすく、さらには飽きのこないデザインにより、どなたにも愛着を持って長く使っていただける「刃物」であり「道具」である事にこだわりました。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

本品の爪飛散防止ケースは、厚さ0.4ミリのステンレス板製であり、従来の爪切りに付いていた「樹脂製」のケースの様にかさばらず、使用時にジャマになりません。さらにケースとハンドル部を別体とし、ケースのみを後部にスライドさせることが出来ますので、刃先の露出量を無段階に調節して使用可能。変形した足の爪を切る場合などに、ケースを後退させれば、刃先のサイドエッジが使いやすくなり便利です。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

爪切りは、どの家にも必ずある、もっとも身近な刃物です。従来は1本の爪切りを家族みんなで使う事がほとんどでしたが、最近は白癬菌などの感染症の予防や、変形した爪のお手入れのため、自分専用のものを持ちたいという人も増えています。本品はこのような「自分が使う道具はコダワリを持って選ぶ」人のパーソナルユースに対しても、家族みんなで使う「家の」爪切りとしても、充分な満足感を提供します。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

本品は、最新の工作機械を用いて精密加工されていますが、部品を組み付ける過程で、どうしても誤差が生じます。1本1本異なっている誤差を補正しながら、手作業で「刃付け」を行い、最後に同じ切れ味に整えるのが、熟練した職人の技です。「切れ味」には機械のような数値も寸法もありませんので、全て職人の手の感覚で仕上げています。最新技術と伝統の技の共存こそ「MADE IN JAPAN」であるという思いです。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

刃物におきましても大量生産・大量廃棄の流れは定着しています。ただ爪を切るだけの爪切りであれば価格も100円で充分かもしれません。しかし、長い目で見れば、安いものをむやみに買うよりも、良い物を長く使うほうが経済的で環境にもいいはずです。本当に良いものを造れば、大切に使い続けていただけるはずだと思いました。物を大切に使う心こそ本当のエコに通ずる心だと思います。

ユーザー・社会に伝えたいこと

刃物に一番大切なのは、切れ味であり、デザインもそれに裏付けられたものでなければなりません。それが「刀」から続く日本の刃物づくりの伝統であり、そこには人の心を豊かにしてくれるチカラがあるからです。低価格や高額なブランドで選ばれる製品があふれる中で、「日本の匠の技」を適正な価格で提供する事で、切れ味の良い刃物を使う爽快感を多くの人に味わっていただきたいと思いました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社東急ハンズ様の各お店

審査委員の評価

バッタの様にも見える有機的な形態が魅力の爪切りである。その新鮮なデザインを評価したい。デザインの新鮮さと共に、使い心地は、丁寧な手作業による「刃付け」により獲得し、機能的にもケースをスライドさせることで、刃先の露出度の調整も可能にしている。小さなプロダクトに込めた心意気が伝わってくる。

担当審査委員| 高尾 茂行   川島 蓉子   須藤 玲子   渡辺 弘明  

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