GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
牛乳 [森林ノ牛乳]
事業主体名
アミタ株式会社
領域/分類
生活領域 - 商品パッケージ
受賞企業
有限会社ライズデザインオフィス (東京都)
アミタ株式会社 (東京都)
受賞番号
09B02006
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「森林ノ牛乳」は、利用されていない森林の中に一年中24時間、乳牛を自然放牧する森林酪農という酪農法から生まれた牛乳です。乳牛たちが自然の草を食べながら森林の中を歩き回ることで、うっそうと茂っていた下草をきれいにし、倒木などを蹄でならして森林の管理をしやすくしてくれます。また、糞は森林の肥料として還元されます。森林の中で自然の草を食べ、ストレスも少なくたくましく育った牛たちは、おいしい安全なお乳をおすそわけしてくれるだけではなく、森林の再生にも力をかしてくれています。「森林ノ牛乳」は生乳100%を、ノンホモジナイズ製法でつくっていますので生乳本来のフレッシュな風味が味わえる牛乳です。

プロデューサー

熊野英介

ディレクター

國松繁樹

デザイナー

國松繁樹

詳細情報

http://www.shinrinno.jp/

発売
2008年2月4日
価格

630円 (500ml(税込))

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

森林に酪農を取り入れることで林業以外にも新たなビジネスを創出することができ、それはまわりの地域社会の活性化にもつながります。そして、安全・安心・健康な乳製品の生産だけでなく、人と自然のつながりを学べる環境教育の場も「森林ノ牧場」でつくることができます。そのようなたくさんのつながりを生みだすことのできるのが「森林ノ牛乳」です。持続可能な関係性の創出がわたしたちの目標です。

デザイナーのコメント

森林と人との距離が縮まり生活に身近になることで、改めて森林の魅力・価値を認識し活かしてゆくことができます。わたしたちは自然資本のちからをもう一度見直し活かすことで、人と自然、人と人のつながりをかたちにしていきたいと考えました。「持続可能な関係性の創出」をブランドコンセプトに据えパッケージ自体をコンセプトを伝播してゆくメディアと捉えデザイン・ネーミング・パッケージ開発を行いました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

安全で安心な食品を求める消費者の方はもちろんのこと、環境に対する意識の高い消費者の方、また、わたしたちの目指す「森林ノ牧場」を中心とした持続可能な社会づくりの取り組みに、賛同し参加していただけるような生活者の方を想定いたしました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

「森林ノ牛乳」のガラスビンの首にはタグがつるしてあり、商品情報や商品背景の詳細が8ページにわたり記載されています。商品を購入いただくことで、わたしたちの森林に対しての取り組みや持続可能な社会づくりに参画していただいていることが理解いただけます。またそこから「森林ノ牧場」に来ていただくことで、生産者→消費者の壁を越えた共生の価値を体感していただけます。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

商品に自然と人が介在していることを全面に表現することで「関係性」を感じさせる暖かみのあるデザインにしています。また、瞬時に商品の本質と「驚き」「期待」が感じられるロゴマークのデザインは新しい価値を提示し、さらにタグでは商品情報や商品背景の詳細が記載されており、安全な商品であることが認識できます。地球環境に対しては、ガラスビンを採用することで環境に配慮した商品であることを明確にメッセージしています。

その問題点に対し、どのように対応したか

「森林ノ牛乳」は、一般的な「大量生産・大量消費」の工業化社会のシステムから生まれた商品とは違い、「持続可能な関係性の創出」を目指す商品です。クリエイティブとコミュニケーションの方向性において既存の商品とは一線を画す必要がありました。今までにない価値を提供し伝播する必要があり、パッケージは地球環境に対してもより明確なメッセージを必要としました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

伊勢丹新宿店、ジェイアール京都伊勢丹、伊勢丹立川店、森林ノ牧場 那須、森林ノ牧場 丹後
http://www.shinrinno.jp/

審査委員の評価

森林に放牧された牛の牛乳という強いコンセプトからなる商品特性をパッケージのフォルム、素材、グラフィックの全てのデザイン要素を巧みに使用して、明解に伝達していることが伝わってきます。しかし、この商品は、応募用紙の項目への記載が少なく、審査側が求めた情報を出し切れていないため、審査の過程では情報不足によって多少の支障がありました。今回の審査では通過になりましたが、今後は必ず記載するようお願いします。

担当審査委員| 澄川 伸一   安積 朋子   原 研哉   廣田 尚子   山本 秀夫  

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