GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2008

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

受賞対象名
3ウェイペン/ 2mm芯ホルダーペン [メタフィス 43010/ 43020 ローカス]
事業主体名
不易糊工業株式会社
領域/分類
産業領域 - オフィスで用いられる家具・機器・設備
受賞企業
不易糊工業株式会社 (大阪府)
受賞番号
08B07007
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

メタフィスが提案する筆記具シリーズ。設計やデザインに携わる人々の着想には、書く為のシャープペンシルと部分的に消すことができる細い消しゴムが必要です。ボールペンも様々な公式記述において必須のアイテムです。この3つの機能を1本に持ち合わせた世界初の3WAYペンで、消しゴム径も2mmと世界最小です。消しゴムはタッチパネル式PDA、携帯の為のスタイラスペンとして利用可能です。2mm芯ホルダーペンは、チャック式の採用により、一般的なシャープペンシルと同様に使用でき、芯が抜けてしまう恐れがありません。胸に挿した時に見えるペンクリップの形がメタフィスの筆記具のアイコンとなるようにシリーズ化デザインしました。

プロデューサー

不易糊工業株式会社 代表取締役社長 梶田 安彦

ディレクター

株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役 村田智明

デザイナー

株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役 村田智明

村田智明

詳細情報

http://www.metaphys.jp

発売予定
2008年10月10日
価格

3,500 ~ 5,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

メタフィス筆記具は、ペンクリップに芯を送り出す機能を付加したことや、ペンクリップの形を1本のラインで表現することでアイコン性を高めた。3WAYペンでは、細い軸径の中に多機能を持たせ、軸を回すワンアクションで“書く”、“消す”という2つの行為の流れをシームレスにすることを目指した。2mm芯ホルダーペンでは、チャック式により芯が抜け落ちずに通常のシャープペンシルと同様に使用できる事を実現しようとした。

デザイナーのコメント

3WAYペンは、使う人の行為を観察し、“書く”、“消す”という2つの行為を連続させ使い易さを実現している。また、世界最小直径2mmの消しゴムの採用により、より細かい箇所を消す事ができる。2mm芯ホルダーペンはチャック式の採用で芯が抜け落ちない便利さを提供している。リフィルによって使い捨てずに長く使用できること、ペンクリップに機能性とアイコン性の両方を実現することで、筆記具の一つの解を提示している。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

3WAYペンは、“書く”、“消す”という行為を繰り返し、アイディアを試行錯誤するデザインや設計の方により使いやすくする為に、1本のペンの中にシャープペンシルと世界最小φ2mmの極細消しゴムを搭載している。2mm芯においては、HB、2B、白、赤の替え芯を提供することで、単なる鉛筆の代替品としてだけでなく、デザイン、建築用などにも使用することが可能である。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

3WAYペンは、ペンを使用する人の行為を観察し、“書く”、“消す”という2つの行為の流れを連続させることを、軸を回すワンアクションで実現し、使い易いペンを実現した。通常のシャープペンシルに見られる天面キャップを外して消す行為と比較すると、その有用性は明らかである。2mm芯ホルダーペンは、軸木のない芯を詰め替えて使用するエコロジー精神の明示、様々な用途に対応する替え芯の提供という価値を実現している。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

過剰なデザインを排除し、よりシンプルに見せることで、流行とは一線を画した飽きの来ないデザインを目指した。替え消しゴムや替え芯を用意することで、ユーザはいつまでも使い続けることができ、そこに愛着が生まれる。長く使ってもらう為に、軸部に真鍮を採用し、耐久性、高品位性、重量バランス性も重要視している。モノを愛することがエコロジーの一つの解答であることを表現している。

その問題点に対し、どのように対応したか

筆記具の価格を見れば、百円のモノから数万円もするものまで、様々な商品が存在する。安価なペンにおいては、使い捨てされているのが現状で、最後まで使いきらずに捨てられていく筆記具も数多く存在する。機能を大きく謳い、過剰なデザインによって購買意欲を刺激するような時代は終わっている。そこで、筆記具として長く使っていただく為には、どのようなファクターが必要になるのかを見つめ直し、再構築する必要があると考える。

審査委員の評価

シャープペンシルと消しゴムを同時に使用することが一般的であることに注目し、直径2mmの消しゴムを開発し、多機能ペンの機能の一つに含めた点が秀逸です。また、多機能ペンとは思えないほど細身に見えるフォルムに落とし込んでいる点にも、デザインと技術の力量の高さを感じさせます。

担当審査委員| 安次富 隆   馬場 了   船曳 鴻紅   渡辺 弘明  

ページトップへ