GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ミーティング/ラウンジチェア [シグノ]
部門/分類
商品デザイン部門 - 文具、オフィス雑貨・家具・設備
受賞企業
Wilkhahn, Wilkening + Hahne GmbH + Co (Germany)
ウィルクハーン・ジャパン株式会社 (東京都)
受賞番号
05A09047
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「よりくつろいだ対話」という新しいコンセプトをオフィスに提案するミーティングチェア。オフィスの応接・商談スペース、ラウンジ、または家庭のリビングやダイニングなど人と人同士が「集い、なごみ、対話する」シーンに大切な要素を機能・デザインに集約させた。リラックスできることは勿論、視覚的・手触り・体温的な心地良さが楽しく快適な気分を誘発する。また、長時間座っていても疲れにくいよう人間工学的に配慮されており、会話の集中力を途切れさせない。美しいカーブを描き、ゆったり座れる成形合板のシートは、メープルとウォールナットの2色で木の温かみを感じられる。背もたれは柔らかく背中を包み込む伸縮性ネットを採用。

プロデューサー

ウィルクハーン社 社長 ヨハン・ハーネ 

ディレクター

ウィルクハーン社 デザインマネジメント長 ノルバート・ルフ

デザイナー

ワーナー・ザウアー

ウィルクハーン社の代表作を数多く手がけているザウアー氏

詳細情報

http://www.wilkhahn.co.jp/products/conferencing/signo/index.html

開始日
2003年12月1日
価格

135,000 ~ 200,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

僅かなコミュニケーション不足が無為な諍いや重大な問題を引き起こす現代。仕事は高度で複雑になり、素早い合意形成や決断が求められている。シグノはウィルクハーンが長年研究してきたコミュニケーションに最適な環境、思考や対話を活発にするための椅子を具現化した。よりくつろいだ対話、少人数で自然に生まれる意見交換が新しいアイデアのトリガーとなり、オープンかつ創造的な人間関係の構築に貢献できると願いデザインした。

デザインのポイント
1.木、スチール、ネット、布など異色の素材を組み合わせた斬新なデザインながら違和感を感じさせない完成度
2.スチールチューブの直径15mmという視覚的、物理的な軽さと、十分な強度を台形フレーム構造で実現させた
3.凧の構造を研究した背もたれ、成形合板の肘掛は、快適で正しい着座姿勢とミニマルな美的造形を両立した
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

第一印象の大部分を占めるであろう成形合板のシートシェルは、スケッチ・議論・数多くのプロトタイプ試作を繰り返して最終的な造形が決定した。見た目の魅惑的な湾曲を出すのはもちろん、立ち上がったサイドはアームレストになっており、フロントを先細りする形にカーブさせ、座った時に腕を自然にサポートするようにした。そして、持ち運ぶ時に掴みやすいよう工夫している。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

十分に耐久性を考慮したフレーム構造で、長期使用できる椅子である。また、容易にメンテナンスできるようパーツを簡単に取り外せる構造とし、交換可能となっている。廃棄段階の対応については、材料ごとに分類され、リサイクルおよび適切に廃棄処理される。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

シグノは視覚的にも重量的にもライトでありながら、気軽に会話を始めたり、一人で思索を巡らせたりするのに適度なリラックスを与える椅子である。美しいカーブを描いた成型合板のシェルにより、無機質なスチールの椅子に木の温かみを求める中間ニーズに提案できる。

審査委員の評価

異素材の組み合わせは新しい試みであり、合板シートと背のネットの調和が美しい。ゆったりとしたくつろぎ感を与えてくれるソファ感覚を持ちながら、足元脚部のスッキリとしたデザインが軽快感もかもしだしている不思議な椅子である。木の温かみと高級感に背部の伸縮ネットの柔らかくフィットする座り心地がエルゴノミクス的視点から上手くデザインされている。

担当審査委員| 井上 斌策   船曳 鴻紅   堀木 エリ子   森田 昌嗣  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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