受賞ギャラリー
2021
グッドデザイン賞
ARフィルター
ARゆるスポーツ
受賞対象の詳細
ARゆるスポーツは、ARを用いた新しいスポーツ。運動不足の解消はもちろん、家に居ながらオンラインで競い合うことができます。特徴は、全ての競技が「スポーツ弱者をなくす」という視点で開発されていること。年齢、国籍、性別、障害といった壁を超え、誰もが対等にスポーツを楽しむことができる文化を発信していきたいと考えています。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- スポーツとしての新規性:ARと画像認識技術を用いた、今までにないオンラインスポーツ
- スポーツ弱者をなくす:障がい当事者や、スポーツが苦手な人と、共に遊べるスポーツを共創する
- 世界中の人と競える:人との関わりが希薄な今、スポーツを通じてオンライン上で新しいつながり方をつくる
デザイナー
高橋鴻介、藤大夢、大瀧篤、澤田智洋、萩原拓也、内田直生、ライラ ・カシム、齋藤アレックス剛太、細井響、菊地成美、岩下智、中島慎太郎、上原真菜

高橋鴻介, 藤大夢, 大瀧篤, 澤田智洋
詳細情報
利用開始
2020/06/18
販売地域
国内・海外共通仕様
設置場所
オンライン(Snap Camera)
背景
2020年、コロナ禍。全ての人がステイホームを余儀なくされる中で、スポーツを気軽に楽しむ機会も減ってしまいました。 しかしスポーツは、運動不足の解消はもちろん、他者とのコミュニケーションのきっかけとしても大切な行為。そこで私たちは、ビデオチャットツールとARフィルタアプリの『Snap Camera』を用いて、家に居ながらオンラインで世界中の人と競い合える「ARゆるスポーツ」をつくりました。開発されたARゆるスポーツは現在7競技以上。指を使う競技もあれば、家をフィールドにする競技、表情だけで競える競技も。理学療法士監修の下、新しい生活様式で顕著な眼精疲労や腰痛に効く競技も制作しています。運動不足の解消はもちろん、肢体不自由の方や、外に出ることが困難な高齢の方、子ども、運動が苦手な方もそうでない方も、距離や壁を忘れて楽しくコミュニケーションをとることができる新スポーツです。
経緯とその成果
世界ゆるスポーツ協会は、年齢、性別、運動神経、障害の有無に関わらず誰もが楽しめる「ゆるスポーツ」を開発し、それを通じて様々な社会課題を解決することを目的とした集団です。このARゆるスポーツも、障害当事者、理学療法士、エンジニア、デザイナーなど、多様なバックグラウンドを持つチームで開発されました。画像認識技術を用いた今までにない競技性で、障害、性別、年齢、国籍、もちろん距離にも関係なく対等に競い合うことができます。現在、ARゆるスポーツはエストニアとの国際交流、バラエティ番組や教育系企業のスポーツコンテンツとして採用されるなど、新時代のスポーツとして好評を頂いております。これからも、オンラインという自由なフィールドで、みんなができる、仲間はずれをつくらないスポーツを生み出していきます。
仕様
Snap Camera上で動作する、身体動作を画像認識してスポーツ化するARフィルターです。 利用対象は子供から大人まで。カメラとPC、Snap Cameraがあれば、全ての人が楽しむことができます。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
https://yurusports.com/sports/aryurusports
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
佐々木 康晴鹿野 護木住野 彰悟ムラカミ カイエ
評価コメント
コロナ禍において一気に日常化したリモートワークのシステムを、楽しいスポーツの場に変えてしまう発想が素晴らしい。どの競技も手軽に参加でき、思わずクスッと笑ってしまう魅力がある。社会人のストレス解消や健康維持という側面だけでなく、年齢や性別、国籍、言葉の壁すら関係のない、新しいコミュニケーションのデザインであるとも捉えられる。こうしたスポーツが普及することで、リモートワークでの人と人との距離感を縮めるばかりでなく、文化を超えた笑いによって、世界中の人々の交流を促進させる可能性もある。
