受賞ギャラリー
2017
グッドデザイン賞
集中線ダンボール
集中線ダンボール
受賞対象の詳細
今回応募させていただいたのは引越用のダンボールです。 引越しのダンボールには通常は内容物を書く欄があります。 「割れ物」「服」「重い」など取り扱いのための注意書きですが、それをダンボール側面の大きな「漫画の集中線」が書いてあり、そこに利用者が文字を書くというものです。 普通に文字を書くよりも少し面白く、楽しく文字を書くことができ、積み上がった風景も漫画のコマのようで面白いものが出来上がります。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
タルマユウキ
ディレクター
山本恒夫
デザイナー
タルマユウキ

詳細情報
利用開始
2017/03/04
価格
オープンプライス
販売地域
国内
設置場所
お問い合わせで購入可能
背景
このダンボールを提供する「株式会社スタームービング」では「引越×エンターテイメント」を標榜しており、引越しの作業をただの業務的な作業にするのではなく、少しでも楽しく新しい環境に送り出すイベントにしようというコンセプトを掲げています。 そのコンセプトから自然にでたのがこのダンボールであり、荷物を詰める作業やダンボールが積み上がった風景を、つまらないものにするのではなく、少しでも楽しく、ふざけようかと思える仕組みとして考案しました。
経緯とその成果
お客さんに利用していただいて初めて完成するデザインです。
デザイナーの想い
一般的には中に入っているものや運び先を記載する小さな欄があり、それが作業員とお客様のコミュニケーション手段の一つでもあります。 エンターテイメントをテーマにするこの会社では引越作業の間に楽しませることを大切にしていますが、このダンボールによって新たなコミュニケーションとまではいかないまでも、サービス提供側が楽しませるばかりでなく、作業員がお客さんに笑わされるような瞬間も生まれて欲しいと思いました。 そしてただの引越しのダンボールにも関わらず、実際に様々なお客さんによる作品が生まれました。 普通の引越会社では違和感のあるダンボールだと思いますが、「引越×エンターテイメント」を標榜するこの会社であるからこそ作り出されたダンボールであると思います。
仕様
引越しのダンボールには通常は内容物を書く欄があります。 「割れ物」「服」「重い」など取り扱いのための注意書きですが、それをダンボール側面の大きな「漫画の集中線」が書いてあり、そこに利用者が文字を書くというものです。 普通に文字を書くよりも少し面白く、楽しく文字を書くことができ、引越しの作業が少し楽しくなるダンボールです。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
-
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
柳原 照弘池田 美奈子松本 博子みやけ かずしげAndrew PangHui ming Tong
評価コメント
引っ越し用のダンボールに漫画の集中線を印刷しただけの最小限の手間とコストで、人々の気持ちや気分に大きな影響を与えるテコのようなデザインだ。集中線の中に書かれた中身や置き場所は、時にコピーライターばりの名フレーズだったり、引っ越し業者へのねぎらいの気持ちや、自らを元気づける言葉だったりする。引っ越す本人にとっても運送業者にとっても負担が重い作業を楽しいコミュニケーションへと変えてしまうデザインが素晴らしい。SNSでの拡散効果もあり、引っ越し業者の宣伝にも貢献する、関係者全員にメリットのある幸せなデザインと言える。
