GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2016
グッドデザイン賞
ビル用サッシ
プレセア

分類タグ

産業/公共機器

受賞企業

事業主体名

株式会社LIXIL

受賞番号

16G090743

受賞対象の詳細

「プレセア」は、スタイリッシュなデザインと高断熱を併せ持った中高層のマンションやビル向けの窓です。窓のフレームを従来に比べ最大50%スリム化し、様々なシーン、場所に融合する、従来のビル窓にはないスマートでシンプルなデザインを実現しました。デザイン性優先のために、操作性や清掃性などの使いやすさを犠牲にすることなく、同時に高めました。また、中高層ビル建築に求められる耐風圧性、水密性、遮音性をクリアした上で、高断熱化を図るため、耐候性・強度に優れるアルミ(等圧構造)と断熱性・防露性に優れる樹脂(多層ホロー樹脂形材)を組み合わせたハイブリッド窓とし、デザイン性だけではなく、高性能も実現しました。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

プロデューサー

株式会社LIXIL LHT 店装・ SR事業部 ビル商品開発部 宮本 進一、中澤 藤雄

ディレクター

株式会社LIXIL LHT 店装・ SR事業部 ビル商品開発部 山下 富広、小林 健二/デザインセンター 羽賀 豊

デザイナー

株式会社LIXIL LHT 店装・ SR事業部 ビル商品開発部 山田 良、伊坂 友和、萩原 敦/デザインセンター サッシG 久保田 武徳、北澤 正成designer
左上:山田 良/右上:萩原 敦/左下:伊坂 友和/中央下:北澤 正成/右下:久保田 武徳

発売予定

2016/08/01

価格

139,300円 (引違い窓 サイズW:1,800mm×H:2,000mmの場合 ※ガラス込み、組立代・網戸代・配送費・消費税は含まれておりません。)

販売地域

国内

背景

低炭素社会の実現に向けて、ネットゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)及び、ネットゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)の普及が進められています。同時に、「美しいデザイン」も両立することが求められております。これらの実現に向けて、戸建住宅だけではなく、ビルを含む日本のすべての窓の高性能化、高意匠化に取り組むことで、社会への貢献を図れるとの思いに至りました。

経緯とその成果

機能性(高断熱、操作感)とデザイン性(スリム、調和)の両立

デザイナーの想い

「機能をとるか、デザインをとるか」この言葉はどちらかを諦めることを意味します。「プレセア」はどちらも諦めず、尚且つ現状よりも高めることを目指しました。窓辺でくつろぐ、日を浴びる、景色を楽しむ。窓の機能とデザインが高まることで、窓辺の可能性、重要性が高まり、生活に大きな変化をもたらすことが出来ます。健康で豊かな生活の実現に向けて、「プレセア」が少しでも貢献することが出来ればと願っております。

企画・開発の意義

大きく4つの価値提供を図れます。①高い眺望性:フレームスリム化で、ガラス面積を従来比で最大30%拡大。②場所最適カラー:内外観のフレーム色を自由に組み合わせられる。また、オフィスビルの内装に合うメタリック調樹脂形材を投入。③使いやすさ:引違い窓ではベアリング戸車で従来より開閉力30%低減。下枠レールの凹凸を小さく隙間を大きくしことで清掃性も向上。④高断熱を実現:アルミと樹脂のハイブリット構造。

創意工夫

マンション(居住)やオフィスビル(非居住)など、プラベート空間からパブリック空間まで様々な場所で使われることが想定されたため、場所、使用者を選ばないシンプルなデザインを目指しました。例えば、たてすべり出し窓は、これまではそれぞれ別々に装着されていた、内外操作+小開口+キーロックをシンプルな一体部品とし、機能性を損なわずデザイン性向上を図りました。また、ハンドルデザインは、「金属の素材感」「快適な操作性」「握り心地」を併せ持った上質なデザインとし、空間に馴染む水平垂直デザインと、人に馴染む柔らかいデザインをいかにバランス良く組み合わせるかに注力しました。具体的にはスクエアな造形の中に、スプライン曲線を取り入れたり、見付け寸法が小さく、見込み寸法が大きい形状とするなど、握り心地にもこだわり、時代に左右されず、年月を重ねても違和感なく空間に存在する、必然的な造形を目指しました。

仕様

「プレセア」は、ビルサッシとして業界初の断熱性H-6(熱貫流率1.9 0W/(㎡・K))と美しいデザインを両立した、アルミと樹脂で構成された、マンションやオフィスビルなどで使用されるビル用高断熱ハイブリッド窓です。品種としては、引違い等のスライディング窓、たてすべり出し等のPJ窓、ドアと、マンション・ビル(居住・非居住)をカバーする商品ラインアップです。
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

安次富 隆玉井 美由紀寺田 尚樹村上 存Jung-Ya Hsieh

評価コメント

建築家が既成品のサッシではなく、自ら製作物を試行するのは、サッシ枠の見付け寸法が大きいというのが一つの理由だったが、従来品に比べ約半分の見付け寸法で、断熱性、水密性、遮音性などが担保されていれば、大いに支持されると感じる。また、扉や窓のバリエーションも多く、オフィスビルだけではなく、マンションや住宅での需要にも対応している点も評価したい。ドアハンドルなどの統一も選定のモチベーションとなると考える。
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