受賞ギャラリー
2015
グッドデザイン賞
スマートフォン
INFOBAR A03
受賞対象の詳細
2003年に登場したINFOBARシリーズの第6弾モデル。INFOBARシリーズを代表するNISHIKIGOIに加えて、POOL、MOCHA BROWN、SAKURA IROの3色を今回新たに用意。美しい曲線で構成されたアルミニウムボディと約4.5インチサイズのディスプレイを採用したことで、手に馴染むサイズと上質な質感を実現。INFOBAR A01で好評だったタイルキーは、静電式のタッチセンサーキーとして復活しました。同梱の卓上ホルダは「INFOBAR A03」の充電時に、置き時計としてインテリアに溶け込むようデザインされています。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
KDDI株式会社 小林昌宏、内藤幹徳、岡真二、近藤隆行、草野美紀、中村智果、合澤智子
ディレクター
KDDI株式会社 砂原哲
デザイナー
有限会社ナオトフカサワデザイン 深澤直人
詳細情報
発売
2015/02/20
価格
オープンプライス
販売地域
国内
背景
前モデルINFOBAR A02は、ハードとソフトの境のない一つの塊をコンセプトにプロダクトデザインとインタラクションデザインを手がけた。スマートフォンが成熟期を迎え機能・性能もほぼ横並びとなった現在、もう一度、モノそのものの魅力に立ち返ったINFOBARを作ろうと企画・開発を進めた。
経緯とその成果
日本製スマホとして長く愛着を持って使いたくなる“モノ”としての魅力を追求すること。
デザイナーの想い
カラーリングとタイルキーが特徴のINFOBARは2003年のバータイプの携帯電話からスマートフォンに進化しました。異なるキーとボディの配色のコンビネーションが美しく、ライフスタイルやファッションに合わせて選べるのが特徴です。
企画・開発の意義
スマートフォンはその機能性だけでなく、持つ人の性格を特徴づけるファッションとしての側面も併せ持つ。INFOBARは携帯電話としてデビューした時から、ファッションとしての価値を持つ情報機器という独自のポジションを追求してきた。今回のA03は、スマートフォン成熟期において、再び当初のコンセプトに真正面に向き合い、この時代におけるファッションとしての価値を持つスマホを提案するべく企画した。
創意工夫
INFOBARらしさの一つであったタイルキーは前モデルで廃止したが、復活して欲しいとの声に応え、静電容量式のタッチセンサーとして搭載。一方、これまでの樹脂をベースとしたソリッドカラーを止め、アルミニウム製のリアパネルを採用し、塗装もアルミアルマイト調に。ファンの気持ちを尊重しながら新しいステージを感じさせるバランスを取りつつ、デザインコンセプトを実現した。
仕様
サイズ: W68 x H131 x D8.9 mm 重量: 約130g 電池容量: 2,020mAh OS: Android 4.4 ROM/RAM: 16GB/2GB ディスプレイ: 約4.5インチ フルHD 防水: IPX5/IPX8 防塵: IP5X CPU: MSM8974AB 2.3GHz クアッドコア
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
ムラタ・チアキ林 信行みやけ かずしげ宮崎 光弘
評価コメント
第6弾モデルになるINFOBARは、それぞれの世代の技術に合わせて形状も進化してきているが、ファッションとしての価値を持つ情報機器というポジションや、置き時計として使える充電スタンドや専用のブックタイプケースやタッチペン等、ライフスタイルを意識した点に関しシリーズを通して一貫している。 スマートフォンを単に「情報機器」としてデザインするのではなく、人に近く常に身の周りにあるものの存在としてのデザインが具現化されている。機器としてだけでなく、ものとして魅力的な製品である。
