受賞ギャラリー
2013
グッドデザイン賞
アークヒルズ仙石山森タワー
アークヒルズ仙石山森タワー
受賞対象の詳細
【最先端の安全・環境技術を結集。住む人、働く人、訪れる人に潤いある都市空間を提供】約2.0haの施工区域に、地上47階の高層棟（3〜24階：住宅、25〜47階：事務所）を中心に、敷地南側に地上8階の住宅棟を配置。施工区域には、生物多様性に配慮した緑あふれる空間が広がり、約30％の緑被率を実現しました。また最先端の安全技術を結集した建物の高い耐震性能はもとより、都市ガスによる非常用発電システムの導入、低炭素社会の実現に向けて環境に配慮した積極的な取り組みを実施。豊かな働き方を実現するオフィスと、高品質なレジデンスを提供し、住む人、働く人、訪れる人に潤いある都市空間を実現しました。
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プロデューサー
森ビル株式会社 代表取締役社長 辻慎吾
ディレクター
森ビル株式会社 設計統括部 建築設計部 担当部長 弓削昌義
デザイナー
【外装及びオフィスエントランスデザイン】 ■ぺリ クラーク ペリ アーキテクツ／シーザー・ペリ、フレッド・クラーク ■ペリ クラーク ペリ アーキテクツ ジャパン／光井純
利用開始
2012/08/07
販売地域
国内
設置場所
東京都港区六本木1-9-10，虎ノ門5-5-1
デザイナーの想い
「都市を創り、都市を育む」ことで、人と人が出会い、交流し、多彩で活発な経済活動や文化活動が生まれます。そこに暮らし、集う人々に活力を与えるだけでなく、安全で、安らぎに満ちた憩いの場所になります。
使用者、社会等への取り組み
「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律（バリアフリー法）の認定を取得しています。高低差のある敷地（外構）にELVや授乳室等を設置しています。また1階レベルを歩行者専用として地下1階レベルを車専用とし歩車分離をはかり安全に配慮しています。
「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
1階にまちの保育園六本木（認可保育園）を設置しています。保育者・保護者・まちの人がなす毎日の「対話」の中に保育の本質があるという考えの下、周辺地域と積極的に交流を図りながら、子どもたちを育んでいくという特色のある保育園です。住人やオフィスワーカーが自由に使えるルーフデッキを設置しました。東京を一望でき、新しい発想が生まれる屋外のワークプレイスとしても活用できます。
「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
2011年3 月11 日に発生した東日本大震災を受け、電力不足の懸念と企業の事業継続計画（BCP）への意識が高まるなか、都市機能の維持と入居企業の事業継続性を高めるため、停電時に都市ガス（中圧ガス）による自家発電で電力を供給し、入居企業の通常業務を継続可能とする非常用発電システムを導入しました。また25〜26階には産業支援施設としてのインキュベートオフィスを配置しています。
「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
ランドスケープのテーマは「生物多様性に貢献する緑」で、それは在来種による地域植生と、ハビタット（いきものの生息環境）によって特徴付けられます。地域植生は計画地の潜在自然植生に基づき、その遷移過程にある4つのタイプの群集を目標植生とし、敷地環境に応じて配置しました。このような試みに対し[JHEP」（公益財団法人日本生態系協会による定量評価）を実施し、日本初「AAA」を取得しました。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
東京都港区六本木1-9-10、虎ノ門5-5-1
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
千葉 学乾 久美子高橋 晶子安田 幸一
評価コメント
東京には、多数の超高層ビルが建ち並ぶ中、このタワーの高層部のコーナー部は、Rが付けられており都市に対して柔らかい表情を醸し出している。また、広域に渡るグリーンネットワークの中に、プロジェクトの低層部のランドスケープを位置づけ、生物多様性に配慮した緑あふれる空間をつくり、約30％の緑被率を実現し、まちづくりに貢献している。
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