GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2012
グッドデザイン大賞
テレビ番組
デザインあ

分類タグ

メディア/コンテンツ

受賞企業

事業主体名

日本放送協会

受賞番号

12GA20713

受賞対象の詳細

デザインとは、人とモノ、人と人との関係を「より良くつなげる」ための観察・思索・知恵・行動のプロセスである。そのようなデザインの面白さを子どもたちに伝えるのが「デザインあ」。毎回、第一線で活躍するデザイナーが、子どもたちの周りに当たり前に存在している様々なモノや仕組み、人々の行動などをデザインの視点から見つめ直し、ユニークな映像と音楽で表現する。その目的は、未来を担う子どもたちに、より良い社会を作るために「デザイン」が持っている役割に気づいてもらうこと。そして、物事を多角的にとらえる力や本質を見抜く洞察力、さらに新たな価値を生み出す創造力など、デザイン的な思考を育てることである。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

プロデューサー

黒田尚彦(NHK 青少年・教育番組部) 大谷 聡、佐藤正和(NHKエデュケーショナル こども幼児部) 羽鳥貴晴(制作協力:TYOモンスター)

ディレクター

佐藤 卓 中村勇吾 コーネリアス

デザイナー

岡本 健(佐藤卓デザイン事務所) 阿部洋介(tha) 岡崎智弘(swimming) ミズヒロ

2011/04/01

販売地域

国内

デザイナーの想い

「デザインあ」は、第一線で活躍するデザイナーが、子どもたちの周りに当たり前に存在する様々なモノや仕組み、人々の動きなどをデザインの視点から見つめ直し、毎回、ユニークな映像と音楽で表現する。そうしたことで、未来を担う子どもたち、そして子どもたちを育む大人たちにもデザインの持つ役割に気づいてもらい、物事を多角的に捉える力や本質を見抜く洞察力、新たな価値を生み出す創造力を育てて欲しいと考えている。

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

当番組も含め、番組制作における環境負荷の低減をNHK全体として図っている。特に2010年から14年の5年間でCO2排出量の8%削減に取り組み、スタジオ照明の電力量低減のために消費電力が少ない蛍光ランプやLEDを使用したスタジオ用ライトを開発して使用。また太陽光発電やマイクロ水力発電システムを開発。さら廃棄ビデオテープの分別・リサイクルなどにも積極的に取り組んでいる。

使用者、社会等への取り組み

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

なるべく言葉に頼らず、無駄のないシンプルな映像と音楽によって番組のメッセージを表現することで、デザインという抽象的な概念や考え方を、幼児から年配者まで幅広い年齢の視聴者に直観的に楽しくわかりやすく伝えている。また視聴者参加コーナーでは、番組ホームページからダウンロードした参加用紙を使って自分でデザインした「あ」の文字を投稿できるなど、視聴者の創造的な意欲に応える試みも行っている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

例えば「うごきのデザイン」のコーナーでは「飛行機の優先搭乗」や「銀行ATMを待つ時のフォーク並び」など、社会のルールやマナーといった人間の行動をもデザインの視点で見つめ直し、その意味をコミカルにわかりやすく伝えている。このように意匠だけでなく、生活や暮らしの場面にもデザインの概念を広げることでルールや仕組みの意味を再認識してもらい、より快適な生活を作り出すために貢献をしたいと考えている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

番組のメインコーナーの一つ「デザインの観察」では、傘やネジ、コップなど産業製品に込められた知恵や技術的な工夫を、ハイスピードカメラなどの先進的な技術による非常に美しく印象的な映像で紹介。各製品が持つ研ぎ澄まされた無駄のない機能美までを表現し、モノづくりの魅力や製作者の哲学を幅広い世代に伝えている。また「デザインの人」では一線のデザイナーの活動を紹介。新しい産業や技術への誘いにも貢献している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

地球規模で環境への負担を減らすことが課題となり、経済活動もかつてのような拡大一辺倒というわけにはいかない中、観察と洞察によって物事の本質を見出し、知恵と行動でさらなる美しさや心地良さを具現化する「デザイン的な思考」が、暮らしやすい夢のある未来を切り開く重要なキーワードになると考える。そのための視点を子どもたちにわかりやすく提供することで、新しい社会的・文化的な価値の創造に結び付くと考えている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

NHK Eテレ 土曜午前7:00-7:15
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

中谷 日出田川 欣哉中村 勇吾宮崎 光弘暦本 純一

評価コメント

デザインというテーマを子供向けの番組として組み立てたという点が革新的であり、日本のデザイン教育に対するインパクトと意義は大きい。表現においては、デザインとそれにまつわるクリエイティブな視点を、モーショングラフィクスとサウンドデザインを駆使し、プロをもうならせる高い完成度で表現している。
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