受賞ギャラリー
2012
グッドデザイン賞
陸上競技用スパイクシューズ
CYBEREDGE(サイバーエッジ)/TTP792
受賞対象の詳細
オールウェザートラック専用短距離用スパイクシューズ。アッパー前足、中足、踵部をベルトで保持するサイバーフィットを搭載し、使用時の足とシューズのぶれを無くし、パワーロスが少なくなるよう設計。また、その上から伸縮性の高いカバーを用い、フィット性、ホールド性も向上。プレート中足部にFRP材を採用。FPR材は剛性、強度に優れた材料である為、従来のプレートに比べ、中足部の不要な変形を抑制し、パワーロスを少なくする。FRP材の採用により剛性を保持しながら軽量化にも成功。スパイクピン配置は小趾球部分のピンを最小限にし、母趾球部分とつま先外側部分に密に配置することにより、重心移動がスムーズになるよう設計。
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プロデューサー
株式会社アシックス グローバルフットウエア統括部 アスレチック開発部 倉本 学
ディレクター
株式会社アシックス グローバルフットウエア統括部 アスレチック開発部 片岡 暁
デザイナー
株式会社アシックス グローバルフットウエア統括部 アスレチック開発部 菱川 文智、梅原 健司
発売予定
2013/02/01
価格
28,000円
販売地域
国内
デザイナーの想い
100m走は10秒以内に勝負が決するスポーツである。しかしその10秒足らずの間に様々なドラマが存在し多くの観客を魅了する。国際大会であれば言葉の通じない様々な人種であったとしてもその場を同じように共有でき分かち合うことができる。全力で取り組むアスリートを足元からサポートすることで、アスリートのみならず観客にも夢を与え、スポーツを通して人間形成・社会育成に貢献できることを切に願う。
開発・企画について
サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
補強形状を必要最小限にすることで軽量化に取り組んだ。その結果、使用する素材の量を低減させている。さらに、軽量であるため輸送時にも少ない燃料で数多く輸送することできる。また、素材については他の商品とできるだけ共有することでロスを少なくし合理化を図った。
使用者、社会等への取り組み
「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
短距離走行時の動作分析を基に構造、材料を適材適所に配置することでパワーロスを最小限にし、常にベストなパフォーマンスを提供する。
「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
短距離トップアスリートの望む、自身のパワーロスを最小限にするフィット性・剛性・軽量性を高次元で実現する事により、競技において信頼でき得るギアを提供する。
「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
スパイクピン配置の新設計によりスムーズな重心移動を、プレート中足部におけるFRP材の使用により中足部剛性・軽量性の確保。それらをミニマルなデザインにまとめ、短距離走におけるパワーロスを最小限にしている。
「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
スポーツ用品メーカーとして、このプロダクトを必要としてくれる方々の夢を全力でサポートし、またスポーツ観戦をしている世界中の人々へ夢や希望を提供する。
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
戸谷 毅史川島 蓉子サイトウマコト廣田 尚子山田 晃三
評価コメント
短距離用のスパイクシューズとして、多面的にスペックを配してある。装着した時の軽量間とフィット感のバランスが良く、トラック短距離における速度追求に加え、選手にとっての心地よさへの配慮がうかがえる。表面に施されている色柄も、短距離走というスポーツシーンにフィットしたものであり、視覚的にも美しいデザインになっている。日本のきめ細かい技術開発力が凝縮されたかたちで表現されている。
