GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2008
グッドデザイン賞
オブジェクト指向でプログラム化された持続的な住宅
オプティス・サステナブル

部門

生活領域

分類タグ

住宅

事業主体名

株式会社アキュラホーム

受賞番号

08A05009

受賞対象の詳細

オブジェクト指向(モノ・ソフトのコンポーネント化)でプログラム化された持続的な住宅「オプティス・サステナブル」。住宅価値持続の仕組みと暮らし方サポートメニューを有したデザインプログラム。住宅の価値持続性においては、徹底した維持管理計画に基づく点検を行い、20年ごとに大型のハウスドック(サーモグラフィーの活用)などを実施する。更に、暮らし方サポートとしてライフステージ変化に対応したサービスメニュー(ハウスクリーニングなどの生活支援サービスや身体変化の状況に対応した人的サポートサービス等のコンテンツ)を付帯している点が特徴。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

プロデューサー

株式会社アキュラホーム 代表取締役社長 宮沢俊哉

ディレクター

株式会社アキュラホーム デザイン研究所所長 井草健二

デザイナー

株式会社アキュラホーム デザイン研究所 桶師徳行designer

発売予定

2008/12/01

価格

13,000,000円?

販売地域

国内

設置場所

日本全国

デザイナーの想い

単なる戸建住宅の設計だけでは入れ物のデザインに過ぎない。住まい手(ユーザー)は、時間軸の中で全く想定外の暮らしを求めたり強いられたりする。そうした真の暮らし方ニーズにマッチングする住宅の開発が急務であると考えた。住宅の価値持続とその暮らし方サービスをプログラム化することで、より本質的な住宅デザインができると考えた。

開発・企画について

応募対象が達成しようとした目標

ユーザーを取り巻く環境に左右されることが多い戸建住宅は時間軸に対する住宅価値の減失が激しい。また最優先で解決しなければならないのは、高齢化問題が顕在化する中での住宅デザインである。こうした背景を鑑み、ハード・ソフト面からデザインフィールドを先々へ拡張しシステム化。住宅の価値を下げないこと、負の循環を解消しながら誰もが豊かさを実感でき、ゆとりのある暮らしが実現できる住宅を目指した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

人口減少や少子高齢化といった構造変化の中で、特に住宅の資産価値(転売価値・賃貸価値)を求めているユーザー。従来の日本の木造住宅ストックは15年超で資産価値がゼロ化する。その矛盾に気付き資産価値を求めようとするユーザー。また、中古住宅の経年美化を求め、積極的に購入しようとするユーザーなどを対象とする。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

オブジェクト指向でプログラム化されているので、各世代がフレキシブルに住まうことができる。また、資産価値(転売価値・賃貸価値)の持続性も価値デザイン化されている。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

「住宅価値持続プログラム」により資産価値を担保するために長期にわたって住宅の価値を持続させることができる。又、「暮らし方サポートプログラム」によりライフステージに応じた適切なサービスを受けることができる。

その問題点に対し、どのように対応したか

寿命の短い住宅はスクラップ&ビルドを再発させ、資源の無駄遣いを助長し、環境破壊の観点からも問題である。また、各世代毎に住宅投資を行い、新築を建て続ける社会構造は、住宅の質や性能を犠牲にしている点も解決すべき。昨今の、育児ブルー、介護疲れ、高齢者の孤独死などは大きな社会問題であり、住宅の質だけではなく暮らし方のサポートが一層求められている。

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

難波 和彦芦原 太郎高橋 晶子手塚 由比

評価コメント

本来住宅は、社会資産として世代を超えて住み継がれるべきものである。住宅を次世代に渡って永く住み続けるために必要なソフト面を商品化したものは今までに無かった。これからの時代に必要とされる新しい視点として評価に値する。
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