GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2006
グッドデザイン賞
サイバネティック・インタフェース
バイオ・リモート

部門

新領域デザイン部門

分類タグ

医療

受賞番号

06D01038

受賞対象の詳細

人間の身体の中から発生する生体電気信号を用いて,ロボットや電気製品の制御が可能なシステム.健常者から身体障害者に至るまで,幅広いユーザ層に対応可能で,かつ,ユーザの個人差(生体電気信号のバラツキ)にあわせてシステムが自動的にソフトウェアを変更することができる.

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

デザインのポイント

  1. ユーザ自身が主体となって操作できること.
  2. 誰でも簡単に操作できること.ユーザを選ばないこと.
  3. まるで自分の分身のようにロボットや電気製品を操作することができ,さまざまな機械システムが操作対象になること.

プロデューサー

広島大学大学院工学研究科生体システム論研究室 教授 辻敏夫

ディレクター

広島大学大学院工学研究科生体システム論研究室 助教授 柴建次

デザイナー

梅津大輔

指定なし

2005/06

デザイナーの想い

現存する機械システムの操作インタフェースは,あらかじめ定められた操作法をユーザが習得しなければ扱うことはできない.人間が機械に合わせなければならないのである.そのため,障害を持つ人々にとっては操作が困難あるいは不可能なインタフェースが多く存在している.そこで我々は,機械側がユーザの特性に歩み寄り,個々のユーザの望みの操作法に合わせて動作してくれる新しいインタフェースシステムを開発すべきと考えた.

使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

身体から自然に発生する生体電気信号を利用し,自然な操作感を実現すること.

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

生体電気信号のバラツキを学習し,ユーザ専用のシステムに成長していくこと.

デザインが技術・販売等に対して行った提案

さまざまなロボットや電気製品を統一的に操作できること.

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

日高 一樹赤池 学生田 幸士黒川 玲紺野 登西山 浩平

評価コメント

まだ実験段階ではあるが、障害者特性を理解した遠隔操作のインターフェースとして優れ、健常者の人体通信システムの発展の可能性もある点。生きている部分を使って、必要な作業をすることが出来る、システムの考え方が素晴らしい。身体障害者に対してユニバーサルなコントローラーを提供している各点を評価。
評価ポイント

1. 良いデザインであるか

グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素
美しさがある
誠実である
独創的である
機能・性能がよい
使いやすさ・親切さがある
安全への配慮がなされている
使用環境への配慮が行き届いている
生活者のニーズに答えている
価値に見合う価格である
魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか

商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント
デザインコンセプトが優れている
デザインのプロセス、マネージメントが優れている
斬新な造形表現がなされている
デザインの総合的な完成度に優れている
ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
「ユニバーサルデザイン」を実践している
新しい作法、マナーを提案している
多機能・高機能をわかりやすく伝えている
使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
新技術・新素材をたくみに利用している
システム化による解決を提案している
高い技能を活用している
新しいものづくりを提案している
新しい売り方、提供の仕方を実現している
地域の産業の発展を導いている
人と人との新しいコミュニケーションを提案している
長く使えるデザインがなされている
「エコロジーデザイン」を実践している
調和のとれた景観を提案している
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