受賞ギャラリー
2023
グッドデザイン賞
吸音パネル
フォーレ ムービングパネル
受賞対象の詳細
「フォーレ ムービングパネル」は、高性能な吸音効果により、オープンエリアでの近接するミーティンググループ同士の会話環境を快適にする、音環境に配慮したキャスター付きパネルです。ホワイトボードやディスプレイが取り付けられるタイプもあり、シーンに合わせて機能を選べ、ワーカー自身で柔軟にレイアウトができます。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- 見た目からもその効果が感じられる、凹凸に加工された高い吸音性能をもつ壁面。
- 吸音効果とミーティングに必要な機能を兼ね備え、ワーカー自身で柔軟にレイアウトができる可動性。
- オフィスのオープンミーティング空間に馴染む、見た目に柔らかな意匠。
ディレクター
コクヨ株式会社 ワークプレイス事業本部 ワークスタイルマーケティング本部 商品戦略部 虎走恵利
デザイナー
コクヨ株式会社 ワークプレイス事業本部 革新センター 横田早紀/サーフェイス開発部 森本祐介、遠藤駿 大川航平 高木梨帆
詳細情報
発売
2022/12
価格
198,000円
背景
オフィスでのリモート会議が多くなる中、「周囲の視線や音が気になる」、「ワーカー同士の話し声やスピーカーの音が周囲へ迷惑をかける」など、音環境に関わる課題が増加しています。オープンミーティングエリアにおいても、オンラインミーティングが増加し、スピーカーからの遠隔ミーティングの話し声などの音声が周囲に響き渡ったり、隣り合うミーティングの音声が混ざりあうなど、音の課題が顕在化しています。ワークブースやテレフォンブースのような音をしっかり遮る製品の導入が増加する一方で、それらは同時にオープン空間を窮屈にしたり、導入スペースに限界があります。空間の抜けを残しつつ、音と音が直接的に混ざり合うスペースに吸音効果の高いパーティションを最低限に配置することで、隣り合う音の混ざりを軽減できるのではないかと考え、企画・開発に至りました。
経緯とその成果
当社では、2021年から音環境に配慮したパネルブースシステム「フォーレ」を提供しており、「フォーレムービングパネル」は、同シリーズのデザインと吸音性能を踏襲しつつ、キャスターを付けることにより、フレキシブルに空間を仕切ることができる製品として開発されました。人の声に多く含まれる周波数帯域(500~1000Hz)の吸音率が0.52~0.98と高水準の吸音性能を有し、その効果によって、パネルの反対側へ伝わる音圧を軽減します。 バリエーションは、スタンダードタイプ、ホワイトボード付きタイプ、ディスプレイアタッチメント付きタイプの3パターンがあり、シーンに合わせて機能を選び柔軟にレイアウトすることができます。オープンエリアの隣り合うミーティングの音が混ざり合う場所に配置することで、空間を閉ざすことなく音環境の快適性向上に貢献します。
仕様
寸法:W1125xD620xH1835 重量:約29kg 材質:パネル/表面材:クロス、ポリウレタンフォーム 芯材:MDF(スタンダードタイプ、ホワイトボード付きタイプ)、合板(ディスプレイアタッチメント付きタイプ)、キャスター/薄型キャスター(ナイロン、ABS、ストッパー2個付き) 脚ベース/スチール(焼付塗装)
どこで購入できるか、
どこで見られるか
コクヨ東京ショールーム/コクヨ梅田ショールーム
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
山﨑 宣由小林 マナ柳原 照弘吉田 貴子
評価コメント
これまで展開されているこのシリーズの高い吸音性能やデザイン性、製品群の展開性を高く評価してきたが、このムービングパネルは、さらにフレキシビリティをもたらす仕切りパネルの役割として、シリーズを進化させている。オープンスペースからクローズスペースへ、空間を閉ざすことなく音環境の快適性を向上し、多様なシーン展開に合わせたオフィス空間に対応する製品となっている点を評価した。
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