受賞ギャラリー
2022
グッドデザイン賞
蛇口直結型浄水器
mini Neo
受賞対象の詳細
環境に配慮をし、プラスチックゴミの削減を試みた蛇口直結型浄水器。定期交換の浄水カートリッジの樹脂量の削減。さらに浄水カートリッジをポストインサイズにすることで再配達防止。環境に配慮しつつ高除去性能を実現した蛇口直結型浄水器。
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デザインのポイント
- 環境に配慮し、使い捨てるプラスチックを極限まで削減した浄水カートリッジ
- キッチンのトーンに合う、シボ加工を施した白と黒の2色のカラーバリエーション
- 浄原水切替(ボタン)と水形切替(レバー)で「原水&浄水」×「ストレート&シャワー」の4段切替の実現
プロデューサー
株式会社タカギ 清水一平
ディレクター
株式会社タカギ 永嶋拓仁
デザイナー
株式会社タカギ デザイン 永嶋拓仁 / 設計 白武史考、安田恵、冨永伸郎、緒方尚樹
発売予定
2023/03
価格
オープンプライス
背景
浄水器は、水のペットボトル使用量削減に貢献してきました。しかし、蛇口直結型浄水器において厚いプラスチックに覆われた浄水カートリッジが一般的です。大きなプラスチックのカタマリを捨てることに罪悪感を感じる方もいるため、定期的に交換する浄水カートリッジでのプラスチックゴミを少なくすることを目指しました。
経緯とその成果
流路構造の大部分を浄水器本体に組み込むことで、使い捨てる浄水カートリッジを最小限のパーツで構成することが可能になりました。浄水カートリッジ1つあたりのプラスチックごみを約5.7g(ろ材部は除く)まで削減しました。さらに浄水カートリッジの小型化により、ポストインが可能となります。定期交換においてお客様のストレスであり環境面でもマイナスであった再配達防止に繋がります。その他、「原水&浄水」×「ストレート&シャワー」の4段切替で、野菜洗いなどの際に浄水の状態で水形を切り替えたいというニーズに応えました。また浄水性能を高めつつ、最小限コンパクトに収めるために無駄な形状を省きました。
仕様
W×H×D(mm):143×66×114、カラー:白・黒
どこで購入できるか、
どこで見られるか
株式会社タカギ ショールーム、株式会社タカギ ホームページ
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
大友 学林 裕輔藤城 成貴柳沼 周子山田 遊
評価コメント
蛇口直結型の浄水器はカートリッジの交換が年に数回あり、その度に厚いプラスチックケースに覆われたカートリッジを丸ごと捨てなければならなかった。そのことに着目し、交換方法や構造から設計し直し、樹脂量を88%も削減した独自のカートリッジを開発したことが大きく評価された。カートリッジのサイズもポストに入るまで小型化したことで、郵送時のメリットも生まれている。本体の機能面も、浄水/原水の切り替えとストレート/シャワーの切り替えを別々のレバーにすることで、浄水でのシャワーも実現している。環境配慮の努力、機能の向上を実現しながらも外観デザインはシンプルで控えめ、操作時の必要最低限の配慮がきちんとなされている。
