受賞ギャラリー
2022
グッドデザイン賞
認知機能チェックサービス
電話をかけるだけで、ひとの認知力を20秒で見える化する「電話で認知力チェック」
受賞対象の詳細
ご本人、同僚、ご家族もその兆候に気付くことが難しい認知機能の低下を、電話により測定します。本サービスは、スマートフォンや固定電話から電話をかけ、数問の質問に回答すると認知機能をチェックし、判定結果をショートメッセージで通知します。定期的に、簡易に認知機能のチェックができるのが特徴です。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- 電話ごしに、3つの質問に回答するだけで20秒で認知機能を測定
- アプリや専用の機器は不要。固定電話、スマートフォンなど電話ができる全ての端末に対応
- 正分類率93%。専門家監修の認知機能測定アルゴリズム
プロデューサー
株式会社NTTドコモ 小栗 伸
ディレクター
株式会社NTTドコモ 近藤 淳、日田 勝、中村 舞、太田 賀南子、水野 暁乃、丹羽 麗香
デザイナー
株式会社NTTドコモ 吉野 僚太朗、風間 莉子、小林 美沙子、大場 祐樹、西田 真佑

詳細情報
発売予定
2022/12
価格
オープンプライス
設置場所
自治体・企業向け
背景
認知症の方は年々増加し、2025 年には 730 万人に上ると予測されています。そのような状況において、MCI(軽度認知障害)ステージで認知機能低下の兆候に気づくことで、早期に適切な医療対策をし、認知症の進行を遅らせることが非常に重要です。一方で、認知機能の測定をするには、限られた病院や専門機関で診察するしか方法がないというのが日本の現状です。しかし、「病院に行って測定をする」ということは本人に自覚症状がある場合や周囲が気づく(認知機能の低下がかなり進行している)レベルの状態の人に限られてしまいます。そのうえ、認知機能の低下は自覚しにくかったり、周囲が促しても測定を拒まれるケースも多くあり、現在、認知機能の低下に”気づく”きっかけがないことが大きな課題だと私たちは考えました。そこで、より多くの方が、簡単に認知機能をチェックできる環境が必要と考え、本サービスの開発に着手しました。
仕様
自治体/企業(金融/ヘルスケア/建設・運輸業等)と住民/社員向けサービス。電話機能があるスマートフォンや固定電話があれば利用可能。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
サービス用の電話番号へ架電することで利用可能
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
内田 友紀井上 裕太緒方 壽人水野 祐
評価コメント
どこでも、誰でも使える電話というインフラを用いることで、20秒で気軽に認知力を確認できるサービス。認知機能の低下が疑われる本人の利用をどのように促進するのか、家族やステークホルダーがどう支援するのか、など運用面での課題はあるものの、認知症の早期発見は社会的にも大きなインパクトを持つため、意義あるサービスに育つことを期待して選定された。
