GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2022
グッドデザイン賞
オンラインワークスペース
NeWork

分類タグ

システム/サービス

事業主体名

NTTコミュニケーションズ株式会社

受賞番号

22G181346

受賞対象の詳細

リモートワークで失われてしまったチームワークやクリエイティビティ。リアルのオフィス空間以上に「つながり」を感じ、「信頼感」を醸成しながら、「創造的な働き方」を実現するにはどうすれば良いか。オンライン会議で消えたチームの一体感と「ザッソウ(気軽な雑談・小さな相談)」を取り戻すリモートワークツールを開発した。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

デザインのポイント

  1. つながりのデザイン:リモートワーク特有の孤独感を解消する、俯瞰と共創を生み出すUI・UXデザイン
  2. 信頼のデザイン:従来のオフィス以上にチームメンバーの状況を把握でき、気軽な声がけの実現で信頼感を醸成
  3. 創造性のデザイン:会議への参加方法を多様にすることによって、様々なアイデアを生み出すきっかけを提供

プロデューサー

NTTコミュニケーションズ株式会社 コミュニケーション&アプリケーションサービス部 高橋聡子、大野智史/SkyWay推進室 大津谷亮祐

ディレクター

NTTコミュニケーションズ株式会社 コミュニケーション&アプリケーションサービス部 坂内恒介、東野光記、中見麻里奈+株式会社KESIKI 石川俊祐、井上裕太、九法祟雄

デザイナー

NTTコミュニケーションズ株式会社 デザインスタジオKOEL 武田透摩、田中亮、宇都宮里梨子+株式会社KESIKI 大貫冬斗、馬場園浩一+株式会社ピクセルグリッド 小原司

詳細情報

利用開始

2020/08/31

価格

〜 55,000円 (無料を含む3つのプランを提供中/価格はワークスペース毎の月額料金 (2022年8月時点))

背景

「日本版Zoomをつくれないか?」。経営陣からの要望をきっかけにプロジェクトがスタート。チームはそのお題に疑問を持ち、「リモートワークが常態化し、余白が奪われ、社会にリモート疲れが蔓延する」という、既存Web会議ツールでは解消できない課題に着目。また、「電話やインターネットをはじめとしたコミュニケーションを生業とする企業として、働く人の孤独感を解消し、幸せに働けるように貢献する」という自社の使命感に立ち戻り、これら2つの交差点に「どうすれば、オンラインでも、人々がリアルを超えるようなつながりや創造性を持てる場所を作れるか」という問いを立てた。現在、NTTグループとしても世の中のリモートワークを幸せにする「リモートワールド」の実現を目指している。NeWorkを新たなリモートワークツールとして定義し、リモートでも幸せに働ける環境づくりを加速させ、大きな社会的インパクトを起こそうと考えた。

経緯とその成果

NeWorkのデザインは、ユーザーインサイトの追求と内製のアジャイル開発から生まれた。目指したのは既存Web会議サービスの延長ではなく、本質的な課題解決に寄与するサービス。プロジェクト開始直後は、エクストリームユーザーへのインタビューやアンケートなど、探索型リサーチを徹底し、インサイトに辿り着いた。またアジャイル開発を実践し、早期にコア機能のみのβ版提供を実現。1,000件以上のユーザーフィードバックから、アップデートを繰り返した。従来自社の開発は数年単位のウォーターフォール型が主流だったが、本プロジェクトでは、デザイン思考やアジャイル開発を実践した数カ月単位の内製開発となり、挑戦的な取組みの象徴となった。社外メンバーとの関わり方も、単なる受発注の関係からパートナーへと変化。デザイン実現の経緯は、課題解決に寄与するツールの提供にとどまらず、自社の開発の進め方や働き方に改革をもたらした。

仕様

ターゲット:ハイブリッドワーク・リモートワーク環境下でのコミュニケーション課題を抱えるすべての人 動作環境:PC(Webブラウザ、インストール型デスクトップアプリ)、iPad、スマートフォン

どこで購入できるか、
どこで見られるか

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

内田 友紀緒方 壽人水野 祐

評価コメント

従来のリアルなオフィスや効率性を重視した既存のオンライン会議ツールとは異なり、デジタルの特性を活かし、チームメンバーの状況を俯瞰的に把握し、会話のハードルを下げ、回遊性を高めることにより、雑談が増すといった創発的な行為を促すインタラクション・デザインがなされている。企業内の会議・コミュニケーションツールのみならず、教育、趣味などの交流場としての利用も進んでおり、新しいコラボレーションの場としての今後の可能性にも期待して評価した。
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