受賞ギャラリー
2021
グッドデザイン賞
抱っこ紐
スモルビ軽量すやすや抱っこ紐
受賞対象の詳細
赤ちゃんとママにとって一番快適で、かつ親子の愛着関係を形成できるカンガルーケア方式で抱っこする為に季節ごとに変わる服装や赤ちゃんの成長、産後の体型の変化に合わせて行う細やかなサイズ調節で常に優れた密着感と安定感を可能にした。また産後の体への負担が少ないようサイズ調節機能を持ちながらも約200gの軽量を実現したデザイン。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- 幅の広い布で上半身を覆うことで赤ちゃんの体重を上半身全体に分散させ、使用者の体の負担を軽減。
- 季節ごとの洋服の厚さや赤ちゃんの成長によって細かく調節することで常にベストサイズでの装着が可能。
- 幅の広い布での装着のため、ねじれなどが起きずに素早く正しく装着するためのねじれ防止マーク搭載。
プロデューサー
株式会社スモルビ ジョンスルギ
ディレクター
株式会社スモルビ 森田真衣
詳細情報
発売
2020/02
価格
6,380円 (2021年5月より新機能ヘッドサポートパッド追加により値上げ)
販売地域
国内
設置場所
インターネット(自社サイト、楽天市場、ヤフーショッピング)
背景
既存の抱っこ紐は肩と腰の幅数cmのベルトで赤ちゃんの体重を受け止めるため、抱っこするママとパパに局所的な体の負担が大きく、また新生児から使うためには専用の付属品を装着してから抱っこ紐を装着するなどの手間もあった。また抱っこ紐自体が重く、コンパクトにならいことから携帯する際にも不便さを感じることが多かった。そこで幅の広い布が上半身全体を覆うことで赤ちゃんの体重を広い面で分散させることでママとパパの体への負担を軽減させ、赤ちゃんの体をしっかりと包み込むことで新生児から別途の付属品なしで簡単にまた安定感のある抱っこができるようにし、また抱っこ紐自体を軽くし、さらにコンパクトに収納できることで外出時に常に荷物が多いママの負担を減らす抱っこ紐が必要であると感じ、企画開発に至った。
経緯とその成果
ぐずって泣くことの多い赤ちゃんを素早く抱っこしてあげる必要があるママのために簡単でありながら、細やかなサイズ調節で密着感に優れた抱っこ紐を目標とした。予想が難しい産後の体型の変化や、人生で一番成長速度が速い乳児期の成長に対応することができ、また夫婦で一つの抱っこ紐を共用することができるデザインになるよう2年間創意工夫をしてきたことにより、SサイズのママからXLサイズのパパまで幅広い体型の人が使用できるよう調節部位に独自の目盛りデザインを開発及び搭載することができた。さらに付属品である補助ベルトのポケット状の部分にパッドを挿入することにより、軽量抱っこ紐として初めてヘッドサポート機能を追加した。既存の軽量抱っこ紐の短所として常に赤ちゃんの頭を手で支える必要があったのが、このヘッドサポート機能により赤ちゃんの頭を常時支える必要がなくなり、両手を使った動作が行えるようになった。
仕様
製品寸法:650x500x10mm(広げた時の製品本体)、2200x195x3mm(補助ベルト) 、215×190×4mm(ヘッドサポートパッド) 重量:270g(補助ベルト含む) 容量:体重15kgまでの子供の抱っこが可能 材質:テンセルモダール40%、綿60%(赤ちゃんを包み込む部分、補助ベルト)、ポリエステル100%(背板メッシュ、調節ベルト、ヘッドサポートパッド)
どこで購入できるか、
どこで見られるか
スモルビ公式ショップ(自社サイト)、楽天市場、ヤフーショッピング
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
石川 俊祐秋山 かおり石川 善樹中坊 壮介
評価コメント
肩ベルトタイプや腰ベルトタイプなど昨今様々なタイプがあるベビーキャリアの中で比較的安価で手軽なスリングタイプは、布のみで構成されサイズ調整などの機能が無いものが多く体型や体格の異なる夫婦で兼用することは難しいアイテムであった。このスモルビは上半身全体を布で覆うため肩にかかる力が分散し疲れにくいという特徴も然ることながら、脇に調整ベルトがあることが既存のスリングとは異なる点が評価された。柔らかく親子で密着できるスリングタイプが進化したこの抱っこ紐は、自宅で過ごす時間が長いコロナ禍において時流にもあった丁寧な提案といえる。
