GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドフォーカス賞 [地域社会デザイン]

受賞対象名
M&Aプラットフォーム [ツグナラ TSUGUNARA 【地域特化型M&Aプラットフォーム】]
事業主体名
株式会社サクシード
分類
ビジネスモデル
受賞企業
株式会社サクシード (栃木県)
受賞番号
20G191253
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

持続可能な地域経済に必須となる「雇用」「技術」「関係性」「販路」を次世代に承継するため、地域内での中小企業間のM&Aを促進するプラットフォーム。成長意欲の高い買い手企業を掲載し、後継者不在で事業承継を希望する企業が自社情報を公開せずにマッチングできる機会を提供。M&Aの成約までを全面的にサポートする。

デザインのポイント
1.売り手企業が自社情報を公開せずに相手を探すマッチング方法により、経営者の心理的障壁を低くした点
2.地域における成長意欲の高い買い手企業の情報プラットフォームとして、企業のブランディングに寄与する点
3.短期間で65件の登録、4件の成約があり、全国各地から本モデルを広めたいという声を頂いている点
プロデューサー

株式会社サクシード 代表取締役 水沼啓幸

ディレクター

株式会社サクシード コンサルティングチームリーダー 市川優

デザイナー

株式会社サクシード コンサルタント兼デジタルマーケティングチームリーダー 新井祐介

デザイナー 新井 祐介

詳細情報

https://tgnr.jp/

利用開始
2020年1月14日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

2025年の日本では、全体の3分の1にあたる企業の経営者が70歳以上かつ後継者未定になると予想されている。黒字でも存続させられない事業が数多く存在し、地域における「雇用」「技術」「関係性」「販路」等の大きな価値が失われつつある。事業承継の方法の一つである第三者承継を実現できるM&Aは、現在の日本において注目度が非常に高い。しかし地域の中小企業においては、ネットに自社情報を載せることへの抵抗、専門家報酬が高く首都圏の大手・中堅企業と渡り合う難易度が高い印象などの心理的障壁を持つ経営者は多く、M&Aに踏み出せない事例が多い。ツグナラでは、事業承継を希望する経営者の心理に寄り添ったデザインを意識し、同地域でビジネスをする経営者同士の信頼関係をベースとした、新たなM&Aプラットフォームを目指した。

経緯とその成果

地域における中小企業間のM&A成約数が少ない原因を探り、ビジネスデザインに活かした。その一つは売り手企業の経営者にとって心理的障壁となっている自社情報の公開が不要なマッチングシステムである。コンサルティング会社として10年間地元で培った人脈を活かして、成約までサポートできる専門家や地元金融機関との提携を進めてきた。中小企業が気負いせずに利用できるよう価格設定にもこだわった。利用開始から短期間で、買い手企業の登録が65社、事業承継を希望する企業の相談件数は10件、成約は4件に上り、2020年の12月までに、さらに3件の成約が確約されていることは大きな成果と言える。現在、他地域からツグナラのモデルを取り入れたいという声を多く頂いており、大阪でもサービスを開始する予定である。本サービスを全国に展開してM&Aを利用した事業承継の件数を増やすことが、持続可能な地域経済の構築に繋がると期待している。

仕様

栃木県内の中小企業のうち後継者不在で事業承継を希望する企業、または成長戦略としてM&Aを行いたい企業を対象とする。売り手企業は初回登録料のみで買い手企業の情報プラットフォームである当Webサイトを閲覧でき、売却を希望する企業の経営者と面談ができる。M&Aのプロセスにおいて最難関となるマッチングの負担を減らし、成立までコンサルタントや地元金融機関、弁護士等の専門家からサポートを受けることができる。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ツグナラ TSUGUNARA

審査委員の評価

日本各地で直面する後継者不足の背景には、事業的課題と同時に、地域内での心理的障壁も横たわる。本サービスは、10年以上の地元コンサルティング事業で培った経験からそれらの課題を紐解き、人脈を活かした中小企業同士のマッチング、士業との連携や絶妙な価格体系、丁寧な設計が行われている。売り手企業のセカンドライフに寄り添っていることも、本サービスが信頼される要因だろう。サービス開始から間もないがすでに複数成約が出ていること、また、他地域への知見の展開を積極的に進めていることに評価が集まった。今後のサービスの展開を通じて、各地の地域資源の継承をリードされることを期待したい。

担当審査委員| 長田 英知   内田 友紀   近藤 ヒデノリ   Miles Pennington   水野 祐  

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