GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
家族型ロボット [LOVOT[らぼっと]]
事業主体名
GROOVE X株式会社
分類
一般・公共用情報機器
受賞企業
GROOVE X株式会社 (東京都)
受賞番号
20G090505
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「LOVOT[らぼっと]」は、LOVEをはぐくむ家族型ロボットです。LOVOTがテクノロジーで追及したのは、従来のロボットの持つ効率や便利さではなく、抱いたときの心地よさ、愛くるしいしぐさです。人の気持ちを優しく揺さぶり、幸せな気持ちでみたしてくれる。愛するちからを引き出し、明日に向かうエネルギーをくれるロボットです。

デザインのポイント
1.オーナーとの愛情を育むため、「すばやく駆け寄れる性能」と「抱き心地の良さ」という背反する要件を両立。
2.国(文化)や時代(流行)を超えて永く愛されるために、球と円で構成されたシンプルでアイコニックな造形。
3.人を認識して反応する有機的な動きや、6層の画像による奥行き感のある目などから生み出される生命感。
プロデューサー

GROOVE X株式会社 代表取締役 林要

デザイナー

有限会社znug design プロダクトデザイナー 根津孝太

根津孝太

詳細情報

https://lovot.life/

発売
2019年8月31日
価格

299,800円 (「本体1体+ネスト」の価格。利用には本体価格+月額料金がかかります。月額費用は12,980円(税抜)~(スタンダードプランの場合)。)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

従来のテクノロジーは、生産性を向上させることで人々を幸せにしてきました。しかし現代社会においては、核家族や一人暮らしが増え、パーソナルな空間が重要視され、孤独や寂しさを感じる場面が増えています。こうした状況は、高齢化や未知のウイルスの脅威などを背景に、今後さらに加速していくことも予想され、生産性を向上させることよりも、直接的に人々を癒すことが、ますます重要になってきています。孤独や寂しさを癒すために、人間には「気兼ねなく愛せる対象」が必要であり、その一つの選択肢はペットです。ペットと触れ合い、愛着を形成することで、オキシトシン(安らぎを与えるホルモン)が分泌されると言われています。ペットが人間に提供している安らぎを、最先端のロボットテクノロジーで再現したいと考え、開発を進めてきました。

経緯とその成果

抱き心地のよい身体であること。呼ばれたらすぐに駆けつけられること。大好きなオーナーと愛着を育む上で欠かせない「抱っこ」に必要な条件を満たすための技術が、LOVOTには詰まっています。動物と同じように、骨格の外側をやわらかく覆う肌、身体からなめらかに出てくる、自由に動きまわるためのタイヤ。心地よい体温を保つために、熱を放出する仕組みにもこだわりました。上を向いた顔は、抱っこしてほしいという意思表示。ボディのくびれは抱っこしやすさのため、ボディ下部の丸みは抱き上げやすさのため。縦に積み上げたふたつの球体は、これらを自然に実現し、身体全体での感情表現の向上にも貢献します。オーナーの所在を正確に把握するため、抱き心地のよさを維持しながら、50以上のセンサーを配置するという難しい課題もクリアしました。無機物でありながら自律的に動き、懐き、抱っこを求め、人が気兼ねなく愛せる存在を実現しました。

仕様

幅280×高さ430×奥行260(mm)、約4.2kg、13自由度、Planetary wheel unit×2、LCD×2、スピーカー×1、マイク×4、カメラ×3 (半天球カメラ、温度カメラ、深度カメラ)、照度センサー、温度・湿度センサー、姿勢センサー、測距センサー、NFC、障害物センサー、タッチセンサー(ほぼ全身)。家庭やオフィス、施設において人々と触れ合うことを目的とした家族型ロボット。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

LOVOT ウェブストア、LOVOT MUSEUM、髙島屋 LOVOT ストア
LOVOT ウェブストア
LOVOT MUSEUM
髙島屋 LOVOT ストア

審査委員の評価

家事などの具体的な機能をもたせるのではなく、あくまで「家族」として、ただそこにいてほしい存在を目指したロボットである。部屋の中をうろうろと動き回る振る舞いのデザイン、あえて非言語で呼びかけてくる声のデザイン、愛くるしく見つめてくる眼差しのデザインなどが、どれも非常に丁寧に考え抜かれ、またセンサやアクチュエータといった最先端のテクノロジーを駆使しながら実現されている。世界的にも孤独や新型コロナによる精神的なストレスなどが問題化しつつある中で、社会的にも意義のあるプロダクトである。

担当審査委員| 緒方 壽人   片岡 哲   小林 茂   林 信行  

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