GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドフォーカス賞 [技術・伝承デザイン]

受賞対象名
布ふきん [さささ 和晒ロール]
事業主体名
株式会社武田晒工場
分類
キッチン用品、調理器具、食器・カトラリー
受賞企業
株式会社武田晒工場 (大阪府)
受賞番号
20G050244
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本製品は、「毎日のくらしで さささっと 使える」をコンセプトにした、さっと簡単に切り取ることができるロールタイプの和晒です。日常の家事仕事で活躍する万能布・和晒を、現代の生活の中で使いやすいかたちにデザインしました。環境に優しい製品を選びたい方、普遍的な和道具を取り入れたい方に向けた製品です。

デザインのポイント
1.日常の掃除、家事仕事に「さっと 使える」、これまでにないロール型ミシン目入りの和晒。
2.家庭の中で取りやすい場所に設置できる専用ホルダーを設計し、いつでも「さっと 使える」環境を提案。
3.多数の試作を経て検証した最も切りやすいミシン目の間隔。両端に深めの切り込みを入れ、さきやすく設計。
プロデューサー

株式会社ラボラトリアン 本田吉昌

ディレクター

株式会社ラボラトリアン 本田吉昌

デザイナー

株式会社丹溪 アートディレクション&グラフィックデザイン 前田景+株式会社ラボラトリアン プロダクトデザイン 小松祐介

詳細情報

https://sa-sa-sa.jp/

発売
2020年5月15日
価格

1,800 ~ 2,200円 (Stand セット 4,500円 Holder セット 9,000円)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

背景

近年、和晒産業は著しく衰退しています。伝統の和泉和晒を1911年(明治44年)から109年たった今も製造し続けている会社として、昔ながらの日本の生活道具である和晒の魅力をより多くの方に知っていただき、和晒業界を盛り上げていきたいと考えていました。和晒は、1回限りではなく洗ってくり返し使えることが特徴です。現在、シェアリングサービス、エコロジカルな製品が注目され、食品用ラップ、キッチンペーパーなどの使い捨てを減らす生活にも関心が高まっています。和晒産業の活性化、環境に配慮した製品作りをしたいという想いから、現代の暮らしの中での使いやすさを追求した新しいロールタイプの和晒を開発しました。

経緯とその成果

和晒の魅力をより多くの方へ伝えるために、デザインの上で特に重視したのは、「さっと使いやすい仕様」、「さっと使える場所の提案」、「さっと買える価格帯」という3点です。市販されている和晒の多くは、10m単位の布を折りたたむ等の仕様で販売されています。この形状は、使い方を知っている人、明確な用途がある人以外は購入しにくいため、一般に浸透しにくいが故に新規ユーザーを得ることが難しい状況でした。 開発においては、現代の日常生活の掃除、家事仕事での使いやすさを追求して、和晒の形状をロール型にデザインし、35cmごとにミシン目を入れました。ロール型にすることでキッチンなど生活スペースでの「設置のしやすさ」を、ミシン目を入れることで「切り取りやすさ」を実現しました。 さらに、日常生活に取り入れやすい環境を整えるため、ロールをセットできる縦型と吊型の2種類の専用ホルダーも開発しました。

仕様

寸法 :幅360mm × 全長7,000mm × 直径62mm 材質 :綿100% 岡生地(白)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

自社オンラインストア、暮らしの手帖通販カタログ、IDEE Tokyo、六本松 蔦谷書店 など
さささ オンラインストア
暮らしの手帖通販会社 グリーンショップ通販サイト

審査委員の評価

キッチンペーパーや食品用ラップなど、台所は使い捨ての道具で溢れている。「さささ」は昔の日本の家事仕事に欠かせなかった和晒に、最低限のデザインを加え、いまの暮らしに寄り添う道具へと見事に再生させている。煮汁をさっとこしたり、野菜を蒸したり、硬く絞ってカウンターをふいたり、白く柔らかな綿布は使い手の日々の所作に艶を与えてくれる。使い捨ての道具に美しさを感じない時代になった。ミシン目が少しほつれた風情すら愛おしく見える。

担当審査委員| 鈴木 元   辰野 しずか   中坊 壮介   村田 智明  

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