GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
複合施設群を内包する駅と駅における諸活動 [二俣川ゲートステーション ~人が暮らし、集うコミュニティハブとしての駅~]
事業主体名
株式会社相鉄アーバンクリエイツ+相模鉄道株式会社
分類
公共の建築・空間
受賞企業
株式会社相鉄アーバンクリエイツ (神奈川県)
株式会社相鉄ビルマネジメント (神奈川県)
相鉄不動産株式会社 (神奈川県)
相模鉄道株式会社 (神奈川県)
相鉄ホールディングス株式会社 (神奈川県)
受賞番号
19G141093
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

交通の結節点としての駅空間を、人が暮らし、集うコミュニティハブとしての駅としてデザインする。駅の自由通路+広場空間を中心に、商業、オフィス、集合住宅のほか、コワーキングスペース、医療モール、認可保育園等、複合施設群を配しネットワーク化。あわせて複合施設群の利用者・居住者のコミュニティ形成のための諸活動を展開

デザインのポイント
1.駅周辺に従来分散していた機能を複合施設群として集約し、自由通路+広場を中心に立体的にネットワーク化
2.複合施設群の利用者・居住者によるコミュニティ形成活動が可能な余白スペースを複合施設群の各所に配置。
3.利用者・居住者のコミュニティ活動を支援するシステムを展開して実効性を高め駅自体をコミュニティハブ化
プロデューサー

株式会社相鉄アーバンクリエイツ 開発事業部長 齋賀幸治

ディレクター

株式会社相鉄アーバンクリエイツ 企画部課長 齊藤浩史

デザイナー

株式会社オンデザインパートナーズ 代表取締役 西田司+株式会社船場 CREATOR事業本部 チーフデザイナー 関俊輔+株式会社丹青社 デザインセンター エグゼクティブクリエイティブディレクター 洪恒夫

詳細情報

https://joinus-terrace.com/

利用開始
2018年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県横浜市旭区二俣川2丁目50-14(COPRE二俣川)、91-7(二俣川駅)

受賞対象の詳細

背景

当駅を含めた現在の相鉄本線は1926年に開業し、周辺住宅地とともに発展してきた。とりわけ当駅は、万騎が原団地等の大規模団地開発や、運転免許試験場・がんセンター等の公共施設整備、いずみ野線開業による分岐駅化と相まって沿線での重要性を高めてきた。しかし、駅前の低調な土地利用に加え、線路や河川、幹線道路が地域コミュニティを分断する状況があり、駅前の高度利用や地域コミュニティの一体化は地域の悲願であった。一方、郊外住宅地の衰退と少子高齢化、それに伴い将来的に鉄道利用者や商業施設売上の減少が見込まれるなか、従来とは異なる事業アプローチが求められていた。以上の背景から、相鉄線の都心直通運転と二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業を契機として、駅および周辺の機能を従来・新規併せて一体整備し、さらに駅自体をコミュニティハブとして捉え、駅自体にコミュニティという新たな価値を付与する計画を企図するに至った。

経緯とその成果

ハード面では、複合施設としての駅の世界観を創出し、また鉄道発祥の地「横浜」のアイデンティティを醸し出す素材として、「レンガ」「鉄」「ガラス」というキーマテリアルを設定している。これらの素材は経年により古くならず、むしろ時間をかけて醸成していくため、長く街の玄関口となり続ける駅を目指した。複数施設群の各所には交流のための余白スペースを用意。ソフト面では、商業施設国内初のコミュニティ支援プログラム(FUTAMATAGA-輪-MUSUBU)、コワークスペース「FUTAMATA RIVER LIBRARY」において起業家支援プログラム等を展開し、利用者・居住屋が相互に交流できる仕掛けを構築 それにより開業後の利用者が5.5%増加。余白スペースや駅周辺でのイベント等居住者・利用者による交流活動が活発化

仕様

■駅の象徴的広場空間とそれを中心とした多様な複合施設群の一体整備[増築部分:S造4階建、延床14,040㎡/新築部分:SRC/RC/S造29階建、延床98,632㎡/用途:鉄道駅、商業施設(ジョイナステラス)、業務施設(COPREオフィス)、住宅(グレーシアタワー)等] ■複合施設群におけるコミュニティ形成・起業家支援・エリアマネジメント活動等

どこで購入できるか、
どこで見られるか

相鉄本線・いずみ野線「二俣川」駅
相鉄デザインブランドアッププロジェクト
FUTAMATAGA-輪-MUSUBU
FUTAMATA RIVER LIBRARY

審査委員の評価

鉄道駅は、20世紀には都市における人の集中と離散を決定づける最大要因であり、駅前商店街といった集積を生んできた。それが21世紀に入ると加速され、TODと呼ばれる大規模開発を誘引するようになった。より小さなスケールでは「エキナカ」と呼ばれる開発があり、駅は多くの人の通過地点であることを利用し、人々でにぎわっているが、「エキナカ」のにぎわいでは、駅外にその恩恵が流れ出ず、地域の発展には結び付きづらいという問題がある。この施設は、「エキソト」とでも命名したくなるような、駅を核とした中小規模のまちづくりの可能性が見え、手掛かりが感じられる点が評価を集めた。

担当審査委員| 永山 祐子   浅子 佳英   林 厚見   山梨 知彦  

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