受賞ギャラリー
2019
グッドデザイン賞
プロフェッショナル4Kカムコーダー
Panasonic メモリーカード・カメラレコーダー AG-CX350
受賞対象の詳細
軽量・コンパクト・低消費電力でユーザビリティを高めた、取材・収録に最適なハンドヘルド・カムコーダー。4K解像度、10ビットの深度、HDR対応の高画質と、ベストな選択ができる記録フォーマットで、高いクリエイティビティを提供。RTMP/RTSPストリーミング機能、NDI│HX対応のIP接続機能を備え、ライブ配信にも対応。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- 本体操作/オプション設置配慮、軽量・高剛性、低消費電力においてプロのユーザビリティを具現化
- IP接続による伝送とカメラコントロールが可能。複数カメラによるライブ配信システム構築が容易
- RTMP/RTSPストリーミング機能によりFacebook、YouTubeライブに対応
プロデューサー
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 メディアエンターテインメント事業部 大西浩之
ディレクター
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 デザインセンター 松本宏之
デザイナー
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 デザインセンター 山田都雄
詳細情報
発売
2019/02
価格
495,000円
販売地域
国内・海外共通仕様
背景
8K/4K放送開始やネット配信サービスの急激な拡大、映像コンテンツの多様化が進む一方、制作コストダウン、現場の人手不足が叫ばれるなど、様々な環境変化が顕在化している。そのような中で、4K/HDR/10ビットの高画質と用途に応じた様々な記録フォーマットを備え、また一人でも複数カメラを用いたインターネットライブ配信システムを容易に構築・運用できるなど、映像制作・取材から放送/配信までをカバーする機動力の高いハンドヘルド・カムコーダーが求められた。
経緯とその成果
【プロのユーザビリティの具現化~継承と進化~】欧・米・中国の現行機種ユーザーを巡回し、プロの意見を愚直に製品へ反映。●操作部配置:ボタン・レバーのグルーピング・配置など基本部分は継承しながら、プロの拘りが強いGAINとWHITEバランス操作部を、ブラインドで設定位置がわかるレバー操作へ改善(前機種ではボタン操作)。他の操作部においても(被写体を見ながら)ブラインド操作時に指先でボタン配置が感じ取れる繊細な造形工夫や誤操作防止に配慮。●機動力・可搬性:ハンドルとボディのメインフレームにはマグネシウム合金を使用し高剛性と軽量化を両立。また、オプション機器を上部に取り付けた時の取り回しや、より小さなカメラバッグへの収納性に配慮するために、全高を対前機種-22mmに抑えた。(本体キャビ構成・ネジ位置を熟考、設計部門との粘り強い交渉・検討を重ね実現)
仕様
幅180mm×高さ173mm×奥行き311mm、本体:約1.9kg(本体のみ、レンズフード、バッテリーおよび付属品を除く)、撮影時:約2.3㎏(レンズフード、付属のバッテリー、マイクホルダーを含む)
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
片岡 哲石川 温緒方 壽人山﨑 宣由
評価コメント
プロフェッショナル用途向けのハンドヘルド・カムコーダーである。4K、10ビット深度、HDRなど最新の映像表現でニーズの高い高画質性能や、ライブ配信などのネットワーク機能などの最新機能をもちながら、軽量・高剛性、低消費電力など、取材の現場などで求められる機動性を実現している。ユーザーへのヒアリングを重ねて改良された操作性など、プロフェッショナル機器としての精緻で質実なものづくりを感じるプロダクトである。
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