GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
被災地支援活動 [石巻復興きずな新聞]
事業主体名
石巻復興きずな新聞舎
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
石巻復興きずな新聞舎 (宮城県)
受賞番号
18G161304
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「石巻復興きずな新聞」は、東日本大震災の最大被災地である宮城県石巻市の仮設住宅・復興住宅向け無料情報紙。月1回6000部発行。2016年6月創刊(前身である「仮設きずな新聞」は2011年10月創刊、第113号まで発行)。市内各地域で活動する地元団体や専門家と協働し、医療・健康、地域づくり・街づくり、イベント情報などの記事を掲載し、住民の自立や社会参画を促す。配布はボランティアによる手渡しが基本。仮設住宅を一軒一軒訪問し、住民と言葉を交わしながら配布することで、仮設住宅で起こりやすい孤立・引きこもり・アルコールの問題・孤独死を防止する見守りや心のケアを行なう。

プロデューサー

石巻復興きずな新聞舎 編集長 岩元暁子

ディレクター

石巻復興きずな新聞舎 副編集長 川口穣

代表兼編集長 岩元暁子

詳細情報

http://www.kizuna-shinbun.org

創刊
2016年6月
価格

0円 (無料)

販売地域

日本国内向け

設置場所

宮城県石巻市内の仮設住宅、復興住宅向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

仮設住宅に元気と笑顔を届ける新聞

背景

■復興公営住宅への移転および仮設住宅の集約化に伴う、仮設住宅の空洞化とコミュニティ機能の低下 :住民同士の目配り・気配り・心配り機能の低下/自治機能の低下/仮設団地内での治安悪化/不安・焦り感の増大/共助の担い手不足  ■仮設住宅における独居高齢者の増加と、孤立感・不安の増大:独居高齢世帯21.7%(県平均11.0%)/相談相手の有無、約2割が「いない」/地域との交流行事、約6割が「参加していない」  ■情報へのニーズ: 「車がないため移動困難」「パソコンが使えない」等による情報弱者増加/「自分が住んでいた地域の現状と将来が知りたい」というニーズ   ■復興状況の格差 :「震災から7年が経つ今も仮設から出られない、仮設に住み続けなければならない」という状況が石巻圏域でも共通認識になっていない/「今も仮設にいる人は自立していない、甘えている」という仮設住宅外からの声

デザイナーの想い

2016年3月、震災から5年の節目で、これまで「仮設きずな新聞」を発行主体であったピースボート災害ボランティアセンター(PBV)が石巻での活動を終了することになった。私は当時PBVの職員で、仮設きずな新聞の編集長を担っていた。「仮設住宅の住民さんにとって、『震災から5年』は何の節目でもない。仮設住宅を出て新しい住まいに移る、その時こそが節目では」。そんな思いはあったが、資金難と担い手不足の懸念もあり、終刊を受け入れた/転機をくれたのは、これまで活動を支えてくれたボランティアだった。「これからも街なかの情報を発信していきたい」「新聞配布を通して『ありがとう』と言われることが、何よりのやりがいだった」/―カタチを変えて続けていけるかも知れない―。新団体を設立し、クラウドファンディングで資金を集め、「石巻復興きずな新聞」を創刊した。最後のひとりが仮設住宅を出るまで、活動を続けていくつもりだ。

仕様

A4判白黒4頁。毎月10日6000部発行。 石巻市内の全仮設住宅および市街地の復興住宅に無料で配布。 ボランティアによる手渡しでの配布にこだわり、震災によりコミュニティが崩れてしまった仮設住宅で、見守り・傾聴活動を行なう。 地元ボランティアのやりがい・生きがい創出や地域支え合いの仕組みづくりにも寄与。 県外ボランティアの受け入れにより、震災の風化防止も目指す。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

バックナンバーはホームページから閲覧可。また賛助会員(年会費5000円)には毎月新聞を郵送。
石巻復興きずな新聞舎ホームページ|バックナンバー
石巻復興きずな新聞舎ホームページ|賛助会員

審査委員の評価

石巻復興きずな新聞は、単なる新聞ではない。「新聞を手渡しで届ける」という行為が、仮設住宅で暮らす方々を「見守る」ことに直結している。「支援活動のデザイン」として、113号まで続いているその継続性と合わせて、高く評価した。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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