GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
地域経済の活性化策 [奈良ブランド開発支援事業]
事業主体名
奈良県庁
分類
その他一般・公共向け取り組み
受賞企業
奈良県産業振興総合センター (奈良県)
受賞番号
18G161284
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

従来の地域ブランドとは異なり、個別企業のブランド化を進めることで地域のブランド化が進むと捉え、下請け企業が、BtoC領域でのファンを獲得する取り組み。参画事業者は自らの事業の本質を他のメンバーに語る毎月のブラッシュアップミーティングに参加し、そこで気づきを得て成長しながら製品を生み出していく。更に展示会でブランドの世界観を披露しファンの獲得を実践してきた。そのことで培った空間づくりの経験を活かして衰退した商店街に実験店舗をつくり、さらに「二日間のオープンシャッター」と題して、商店街再生に向けたプロボノ活動を行っている。これらの活動の結果、松屋銀座のショップオープンにつながった。

プロデューサー

奈良県産業振興総合センター

詳細情報

http://www.pref.nara.jp/43989.htm

事業開始
2009年4月1日

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

テーマは「個の想い×デザイン×切磋琢磨=豊かな社会」。個々の事業者がデザイン思考を実践している。

背景

地域経済の活性化を考えるとき、決して避けて通れないのが、経済は自由競争の世界であるという現実。昨今では消費の低迷や流通環境の変化やグローバリゼーションも加わり、競争は激化している。しかし、地方社会が地域や業界全体の振興等のために時間とエネルギーを割いてきたが、先端のBtoC企業はその生き残りをかけて商品やサービスに一層の磨きをかけている。本来、行政の存在目的は一人ひとりの人間が幸福になるように応援したり、本人の努力によって幸福になれるような環境を創造したりすることにある。地域経済の活性化においても、デザイン思考を培うことによって事業者一人ひとりの個性や才能を引き出し、それに磨きをかける機会をつくり、BtoC領域の目標であるファンの獲得を促進する仕組みが有効だと捉え、地方にいても切磋琢磨できるためのプラットフォームを構築してきた。

デザイナーの想い

豊かな社会づくりに向けてものごとを創造していくことがデザインの使命。行政の仕事をデザインと捉えた場合、過去に作られた制度を守ることや人々の暮らしを既存の制度の枠にはめ込むことではなく、個人の夢や希望を叶えるために、制度や政策をつくること、時代の変化に柔軟に対応して豊かな社会をつくるために官民協働で活動することもデザイン活動だと考える。

仕様

①多様な県内事業者が参加:医薬品製造業、靴下製造業、繊維業、食品加工業、製材業、茶業、貝釦製造業、金属加工業、麻織物業、宿泊業等(約30社) ②顧客と接する空間まで自分たちでデザインし施工:参加事業者と県職員による施工 ③売場面積:約50㎡(松屋銀座 NARA TEIBAN)

審査委員の評価

表層的な「地域性」に頼らず、定番商品をブラッシュアップしていくことで独自のブランドを築いている。下請けやOEM中心の企業がBtoC製品を生み出せるようになることで、地域企業の自信にも繋がっているだろう。地元商店街再生に向けて行っているプロボノ活動など、この経験をさらに地域に返していく取り組みにも期待したい。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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