GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
観光/ネイチャーツアー [奥入瀬渓流氷瀑ツアーによる観光資源の創出と地域活性の取り組み]
事業主体名
青森県十和田市
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
青森県十和田市 (青森県)
パナソニック株式会社 (大阪府)
受賞番号
18G161273
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

十和田八幡平国立公園にある奥入瀬渓流を巡る環境配慮型ライトアップツアー。冬季観光事業で苦戦する十和田市で、観光客増加と地域経済活性化を目的としている。国立公園特別保護地区に配慮した、照明機材を設置しない初の完全移動型ライトアップツアーである。参加者は専用バスに乗り照明車と供に14kmに点在する氷瀑を巡回。LEDフルカラー照明により個別に演出されて暗闇から映し出される幻想的な氷瀑を鑑賞し、冬の奥入瀬の神秘的な空間を体験する。今期は宿泊客・市民約5000名がツアーに参加し、新しい奥入瀬に出逢える旅として反響を呼んだ。地元企業との連携で今後の継続も決定し、地域活性化と新たな観光資源の創出となった。

プロデューサー

青森県十和田市

ディレクター

青森県十和田市+パナソニック株式会社 内田信吾

デザイナー

パナソニック株式会社 吉塚奈月、平間寛之、葛西啓祐

ツアー開始(冬季3ヶ月間)
2018年1月5日
価格

500 ~ 2,000円 (十和田市主催ツアー参加費:焼山地区(奥入瀬渓流入口)発着 大人1,000円(子ども500円)十和田市街地発着 大人2,000円(子ども1,000円))

販売地域

日本国内向け

設置場所

青森県十和田市奥入瀬渓流

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

自然の恵みを生かし、環境に配慮した新たな観光体験で、エンドレスな感動を提供する。

背景

国の特別名勝かつ天然記念物である奥入瀬渓流は、冬になると観光客が減少、周辺ホテルの4割は冬季休業し路線バスも止まる状態であった。平成4~8年にはライトアップも実施したが、当時は仮設型で常時点灯の手段しかなく、鑑賞による交通渋滞も発生、排ガス問題も重なり終了した。そんな中、十和田市は環境省選定の「国立公園満喫プロジェクト」推進の為の企画を模索。「冬の奥入瀬の美しさをもっと多くの人に知ってもらいたい」という長年の強い想いの中、あかりによる地域活性化と、生態系に関する研究を通した環境配慮に取り組んでいるパナソニックの姿勢に共鳴、今回の共同プロジェクトに至った。世界有数の積雪量を誇る青森県、なかでも奥入瀬渓流は特別豪雪地帯であり、世界中の雪がない地域の人々が憧れる雪景色が存在する。今後のインバウンド需要も見据え、地域企業も巻き込んだ民間連携プロジェクトとして取り組んだ。

デザイナーの想い

奥入瀬渓流は地元住民に代々守られてきた原生林や希少な苔が豊かな景観地だが、氷瀑はあまり見られる機会がなく夜間鑑賞も出来なかった。通常暗闇となるこの地で、いかに環境配慮と安全維持をしながら感動を生むライトアップが出来るか、行政・メーカー・地元関係者一体となり、様々な実験・検証を実施した。氷瀑と供に冬の奥入瀬だからこそ見られる、周辺樹木や渓流の陰影の見え方までも計算し、試行錯誤の末本ツアーを導き出した。地元の方にも、今年の奥入瀬は元気だった、夏に来た事もあるけど冬は絶景、来年はこんな演出でより多くの方に見てもらいたい等の声を頂いた。本ツアーが今後も進化し、十和田市の観光事業を支えると共に、奥入瀬渓流の自然を維持し、訪れる人々を魅了し続けるものである事を願う。

仕様

ライトカーと景観バスのセットで巡る移動型氷瀑鑑賞ツアー。自治体、民間企業が共同開発し地域企業が運営に参加。ライトカー車体上部にRGBのLEDフルカラー投光器、車内に制御コントローラーと蓄電池を装備し、照明器材が設置出来ない国立公園特別保護地区の奥入瀬渓流で、6箇所の氷瀑や渓流を鑑賞。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ツアー:十和田市観光商工部観光推進課/照明器具:パナソニック照明と住まいの設備 お客様ご相談センター

審査委員の評価

観光にはなりにくい過酷な場所を、「ライトを照らす」というシンプルな方法で、美しく観光資源化した点が優れている。一企業だけではなく、市や市民、地元企業との連携も行い、継続性のある活動になっていることも高く評価した。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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