GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
研修施設・コミュニティ施設 [すまラボ(体験型研修施設)]
事業主体名
三井不動産レジデンシャルサービス株式会社
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
三井不動産レジデンシャルサービス株式会社 (東京都)
受賞番号
18G161247
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

相次ぐタワーマンションの建設により、コミュニティの希薄化が懸念されている江東区豊洲へ本社を移転させたのを機に、この街が抱える問題を解決すべくコミュニティ形成に寄与する場を創出したいと考えた。そこで、それまで社員のためにあった研修施設を、外部にも開放されたコミュニティ拠点へと一新。防災・防犯などマンションでの暮らしを、さまざまな体験を通し知ることができる「すまラボ」を開設し、同じマンション居住者や、異なるマンションの住民が集い、体験を共有する機会を提供することで地域コミュニティ形成の一助とした。研修施設を広く開放し、誰もが体験価値を得られるコミュニティ拠点へと進化させたのは業界初の試みである。

プロデューサー

三井不動産レジデンシャルサービス株式会社 人事部長 石塚誠

ディレクター

三井不動産レジデンシャルサービス株式会社 人事部 研修施設運営課 アドバイザー 川田晶彦

詳細情報

http://www.mitsui-kanri.co.jp/corporation/pdf/201705_1.pdf

利用開始
2017年6月
設置場所

東京都江東区豊洲5-6-52 NBF豊洲キャナルフロント5階 三井不動産レジデンシャルサービス本社内

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「すまラボ」 ~マンション管理スタッフ向けの研修施設から、地域コミュニティ形成のための体験型施設へ~

背景

タワーマンションの建設が進み、若い世代を中心に一気に人口流入が進んだ豊洲エリアでは、コミュニティの希薄化が大きな課題となっている。マンション間の交流はもちろん、マンション内の住民同士でも交流が乏しい状況では、災害時に特に重要となるコミュニティの絆を醸成することは難しい。この課題に真摯に向き合うことは、豊洲に本社を構えるマンション管理会社として当然の使命であると考えた。また、東日本大震災で高まった防災意識が薄れつつもある今、災害時の状況を疑似体験する機会を提供すること、コミュニティの交流を深めるきっかけを提供することは、マンション管理会社独自のノウハウを生かせる点で、当社が行う意義は大きい。さらに、若い世代の大半はマンションを「永住の棲家」と考えている。彼らに対し、防災・防犯に留まらず、メンテナンス知識の提供など、「くらし」の質を高める体験機会を提供することもまた極めて重要である。

デザイナーの想い

「すまラボ」は、従来の施設とは一線を画した体験型コミュニケーション研修施設。避難の際のバルコニー隔壁板蹴破り、火災時の実物消火栓での放水、避難はしごの使い方などを体験できるほか、スプリンクラーから放出される水量や、バリアフリー法と建築基準法の定めるスロープの差なども、体感を通し知ることができる。管理スタッフ向けの研修施設は、マンション管理会社独自のノウハウが結晶したコンテンツであるが、これを外部に広く開放し、多様な人々が集える場とすることで、地域コミュニティの醸成を目指したことが、「すまラボ」独自の取り組みだと言える。また、これらの取り組みを通してマンション管理の「見える化」を図ることで、管理業務への理解度の向上、安心感を広く与えられると同時に、弊社の管理業務への満足感やブランドイメージの醸成にも繋がり、理想的な好循環サイクルを形成できている。

仕様

・利用内容:当社マンション管理スタッフへの研修施設であると同時に、当社管理マンションの居住者様や近隣地域住民の皆様にマンション管理や防災・防犯の体験を通してコミュニティ形成を図るための空間の提供 (面積:646㎡)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都江東区豊洲5-6-52 NBF豊洲キャナルフロント5階 三井不動産レジデンシャルサービス本社内

審査委員の評価

社員育成、事業と共に社会的意義を持ち広く伝わる施設の新しい事例。職業訓練校の認定や社員教育、そこに暮らす住人へと、作り手、伝え手、使い手と住まいのサイクルに存在する3者にとって必要な経験の出来る場所へと生み出された。急増するマンションにとって、価値としての機能を検討するに相応しい施設ではなかろうか。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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