GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
地域コミュニティ醸成拠点 [ハマハウス]
事業主体名
安田不動産株式会社
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
安田不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
18G161243
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

再開発によって生まれるオフィスやマンションと、従来からの地元住人には接点が生まれづらい。そんな中「箱を作って貸す」という従来の不動産ビジネスのアプローチとは異なり、一緒に街を盛り上げたいという思いをもつ事業者をテナント兼ディレクターとし、オフィスワーカーと地域の双方に対しひらいていく地域交流拠点を作り、定期的にイベントを開催することで街への愛着を醸成している。従来の不動産開発では土地を統合して大きな建物を再開発する事が一般的だが、30坪の未活用地をそのまま活用することで古くからの街並みに合うスケールとし、広く街に接する面をガラスでオープンな設えとしたことで地域との接点が生まれやすくなっている。

プロデューサー

安田不動産株式会社 開発第一部 笠井信行、平田吉史、小川沙也香、芝田拓馬

ディレクター

グッドモーニングス株式会社 水代優、浅川千恵

デザイナー

株式会社オンデザインパートナーズ 西田司、湯浅友絵、大西康隆+グッドモーニングス株式会社 水代優、立花智

詳細情報

http://hamacho.jp/hamahouse/

利用開始
2017年9月9日
販売地域

日本国内向け

設置場所

中央区日本橋浜町3丁目10-6

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

住む人と働く人、地域と企業が繋がる新しい地域コミュニティづくりによる街への愛着醸成

背景

弊社は、これまで浜町エリアで3つの再開発ビルを手がけてきているが、再開発ビルだけでは、地域を巻き込んだコミュニティ形成やエリアマネジメントが難しいことを実感している。また浜町の街にはまだまだ未活用地や建物が点在しており、街区統合の再開発ではなく、個別に小さな種地に小さなプロジェクトを埋め込んでいくことで拠点が増える余地がある。一方で、新築のマンションやオフィスも増えており、若いファミリー世帯や働く人も多い。しかし、既存の地域コミュニティに参加する新住民や企業が少なく、地域活動を担う若い世代が不足していたこと、住む人と働く人の接点がなく関係性が希薄であることが課題であった。そこで保有していた小さな種地を活用するかたちで地域交流拠点を企画し、テナントや事業者、町会、商店会、地元企業を巻き込むかたちで、ハードもソフトもスモールスタートで出来る民間がつくるパブリックのデザインを試行した。

デザイナーの想い

デザインのコンセプトを「まちのリビング」とし、オフィスワーカーにも地域住民にも誰に対してもひらかれた地域拠点を目指した。仕事場の延長にも家の延長にもなる居場所をつくることを大切にし、一階はカフェと本屋が混在しており、カフェ利用者でなくても、居場所として使用できる。建物は道に面してガラスカーテンウォールが3層分あり、奥行きが幅に比較し薄い建物なので、すべての階の動きが道にひらかれている。本屋は5mの天井一杯までの本棚により、常に空間全体で、来訪者に留まらず、道を歩く人に対し発信している。二階はシェアキッチンとエリアマネジメントオフィスで、カフェの食事の仕込みや、地元企業との食のワークショップ、地域情報の発信拠点となっている。三階は、地域や地元企業とコラボしているクリエーターのスモールオフィスを設えている。拠点全体で地域との連携企画を行い、交流に留まらず創作も担うことを意図している。

仕様

敷地面積:90.86㎡(27.53坪) 建築面積:68.63㎡(20.76坪) 延床面積:193.96㎡(58.67坪) 主体構造・工法:鉄骨造 階数:3階建 用途:店舗・事務所 利用形態:1階 本屋兼カフェ、コミュニティスペース 2階 厨房、事務所 3階 小事務所

どこで購入できるか、
どこで見られるか

Hama House 東京都中央区日本橋浜町3-10-6
Hama House 公式WEBサイト
HAMACHO.JP 公式Face Book

審査委員の評価

都市部の再開発において、地域コミュニティーの形成を考慮することはもはや常識となっている。このプロジェクトは30坪という小さな敷地面積ながら、将来の街の姿を想像し、必要な要素を集めて、それに合わせて設計・新築している点が面白い。大規模開発ではなく、点を重ねて面とする手法についても評価のポイントになった。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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