GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ノーマライゼーションの実現 [篠山市北新町 みずほの家・ななつ星]
事業主体名
株式会社みずほ
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
株式会社みずほ (兵庫県)
株式会社吉住工務店 (兵庫県)
受賞番号
18G161240
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2015年に24年間重度の障がい者であった長女と暮らした自宅を障がい者短期入所施設に改装した『みずほの家』と、その隣地に2017年に新築した知的障がい者のグループホーム『ななつ星』。これらは夫妻と長男、次男の家族主体で運営されている施設である。敷地は篠山城跡の北側に位置し、城下町の要素を全体としてよく残し、その歴史的風致を今日に伝えている地域であり、その奥まった住宅密集地にこの建物は建てられている。このような場所に、地域共生型の障がい福祉事業所が実現されていくことは社会的な意味が大きく、入居された障がい者の方々が、地域の一員として、近隣の人たちと普通の関わりを保って生活されている。

プロデューサー

株式会社みずほ 山中信彦、山中泰子

ディレクター

株式会社みずほ 山中信人、山中祥平

デザイナー

株式会社吉住工務店 吉住俊一、吉住正基、藤田瑞夫、澤田伸一

左上より/山中信彦、山中泰子、山中祥平、山中信人  左下より/吉住俊一、吉住正基、藤田瑞夫、澤田伸一

詳細情報

http://www.mizuho-home.com/

利用開始
2015年4月1日
設置場所

兵庫県篠山市北新町48-20, 53-3

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

障がいのある人と地域のつながりづくり。

背景

生後まもなく重度障がい者となった長女の成長を見守る中「障がいが重くても社会と通じる場所がほしい」と考え、地域の人達や同じ思いの保護者の協力を募り、医療ケアの受けられる作業所「紙ふうせん」をつくった。その後NPO法人「いぬいふくし村」を設立、カフェや物販店舗など障がい者の働く場所を拡張していく中で、それらは近隣の人たちの憩いの場にもなっている。長女が亡くなった後、障がい者の地域での暮らしを支えていくためには、ショートステイやグループホーム等の夜間施設の充実も大切と考え、自宅を改装し、短期入所施設「みずほの家」を開設。ここでは、利用者が社会性を身につけたり、友だちを見つけてもらう一方、介護をされているご家族の方にリフレッシュしていただきたいという思いで3年間運営してきたが、社会的な隔離施設ではなく、地域社会の中で日常生活を送れる場所が求められる中で、グループホーム「ななつ星」を開設した。

デザイナーの想い

「いぬいふくし村」「みずほの家」「ななつ星」の建設に関わらさせていただく中で、山中氏の想いをカタチにするお手伝いをさせていただいた。山中氏はそうした施設建設だけでなく、障がい者の芸術活動をサポートするボランティア団体「いのちのうた」や「兵庫・篠⼭とっておきの⾳楽祭」等を企画参画。様々な⾓度から地域住⼈と障がい者のつながりづくりに尽力されてきた。そして今「最近、障がい者が街に増えたね」と声をかけられるようになったという。家や施設の中にいた障がい者が街に出てきている。当事者が「福祉の殻」を破り始めた。ささやかな変化だが、ものすごく価値のある変化である。障がい者が街に慣れ、街が障がい者に慣れていく。街が優しくなると、⼼の段差がなくなっていく・・。 山中氏の想いは一代で終わることなく、その子息へと受け継がれ、さらに地域に浸透し、ノーマライゼーションが実現された心豊かなまちとなっていくであろう。

仕様

1. みずほの家/身体障がい児者(6~64歳)・知的障がい児者(6~64歳)・精神障がい者・難病対象者  2. ななつ星/身体障がい者(18歳以上)・知的障がい者(18歳以上)・精神障がい者(18歳以上)・難病対象者(18歳以上)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

兵庫県篠山市北新町48-20, 53-3
障がい者短期入所施設「みずほの家」
株式会社吉住工務店 ARCHITECTURE STORY#13 「N-PROJECT」

審査委員の評価

応募者の「株式会社みずほ 山中信彦、山中泰子」は、重度の障がい者であった愛娘の瑞穂さんと暮らしていた自宅を、2015年、障がい者短期入所施設『みずほの家』に改装。さらに2017年、知的障がい者のグループホーム『ななつ星』を新築した。山中信彦さんの「100人の父親になりたい」という想いはもちろんだが、住宅密集地に地域共生型の障がい福祉事業所が開設された意義に対して審査委員の評価が集まった。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

ページトップへ