GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
食育、地産地消活動 [学校給食応援団]
事業主体名
長野県佐久市
分類
教育・推進・支援手法
受賞企業
望月学校給食応援団 (長野県)
浅科学校給食応援団 (長野県)
臼田学校給食応援団 (長野県)
佐久学校給食応援団 (長野県)
長野県佐久市 (長野県)
受賞番号
18G161222
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

給食を通じて、地元の農家と子ども達を繋ぐプロジェクト。登校中に畑で見かけた野菜を実際に食べる、毎日登校を見守る子ども達に手塩にかけた野菜を食べさせる、をコンセプトに、地元農家を団員として「学校給食応援団」を結成。応援団から給食センターに安心・安全・旬な農作物を納入し、給食として提供。農家と子ども達は互いに顔が見える関係となり、感謝、理解、期待、交流といった「幸福のサイクル」が構築される。また、農家には新たな販路の拡大や、少ロットの野菜の活用、小規模農家の活躍の場の創出に、子ども達には食への理解向上といった食育に、地域には荒廃農地対策や地域活性化に繋がるなど、もう一つの好サイクルが両立している。

プロデューサー

長野県佐久市 市長 栁田清二

ディレクター

望月学校給食応援団長 竹花健司+浅科学校給食応援団長 井出廣己+臼田学校給食応援団長 神津有菓+佐久学校給食応援団長 茂木幹夫+佐久市経済部農政課/学校教育部学校給食課/学校教育部学校教育課

デザイナー

長野県佐久市 市長 栁田清二

長野県佐久市 市長 柳田 清二

詳細情報

https://www.city.saku.nagano.jp/machizukuri/nogyo/kurashi/gakkoukyusyoku/index.html

利用開始
2014年4月28日
設置場所

長野県佐久市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

子ども達にとって身近な顔が見える農家が作る農産物で、学校給食を応援することによる地域の好循環

背景

食生活の変化や、食の多様化により、栄養の偏りや不規則な食事など子ども達の食を取り巻く環境は大きく変化している。そのような中、学校給食においてはその食材がどこで、どのように、誰が生産しているのか、子ども達は知ることなく食べているのが現状であり、生産者への感謝の気持ちや、食材を自分で選択する力が乏しくなってきている。また、長野県下有数の農業地域である佐久市においても、農業生産額、農家数などが年々減少しており、新たな販路の確保や地産地消の推進などが求められている。このような社会情勢の中、日本における学校給食での地元農産物の利用率が低いことに着目し、目の前にある安心・安全・旬な農産物を直接、顔の見える農家から子ども達に届けることにより、子ども達の自分たちが食べるものを知る、感謝するという「食育」の推進と、農家の販路の確保、地産地消の推進という「地域農業の活性化」の二つの課題解決を目指した。

デザイナーの想い

地域のおじさんやおばさんが作ったキュウリやジャガイモを子ども達が給食で食べ、時にはその農家と一緒に給食を食べるという、ある意味当たり前のことを具現化することによって、食への感謝といった食育や、地域農業の活性化を推進するとともに、子ども達と農家が絆を結び、互いに愛され、褒められ、期待され、期待に応えるという、持続的な地域における「幸福のサイクル」を創りだすことを目指した。実際に、子ども達は農作業をしている農家に感謝の声を掛けながら登下校し、また農家は子ども達の生き生きとした姿を見て、やりがいや生きがいを感じて農業に精を出す、そんな風景が佐久市では実現できている。農家の新しい販路の確保や、少量で生産された野菜も複数の農家から集めて納入するなど、生産規模に関係なく農家が活躍できる仕組みとしていることから、新たに農業を始めるきっかけになるなど、地域全体の活性化につながっていくことを期待している。

仕様

市内全域で地元農家を団員とした学校給食応援団を結成し、中間業者などを通さず、とれたての農産物を団員が直接給食センターに納入することにより、市内小中学校の学校給食に地域の安心・安全・新鮮な食材を提供する。また、応援団には団員と給食センターをつなぐマネージャーを配置し、旬な農産物を献立に合わせ提供するとともに、農業体験や交流給食会などにより、団員と子ども達が互いに顔が見える関係を構築する。

審査委員の評価

地域で起こりうる課題を先進的に捉えプログラム化されたプロジェクトである。一極集中型から分散し地域でのサイクルを生み出すカタチへと。生産者、消費者の間にある障壁を取り払い、素直な動きを仕組化すると顔の見える関係へと繋がってくる。両者の距離が縮まる事で見えてくるモノがある。子供達と地域、食と農業。補い合いながら育ち合う関係を繋いでいる。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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