GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
図書館 [絵と言葉のライブラリー ミッカ]
事業主体名
株式会社トレック
分類
その他一般・公共向け取り組み
受賞企業
株式会社トレック (東京都)
受賞番号
18G161221
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ミッカは子どものための小さな図書館。 本が好きな子も、そうでない子も、思わず好奇心が掻き立てられる。そんな環境を目指し、本の様々な魅力(物語・絵・言葉・登場人物など)を、空間体験と新しい読み聞かせ、ものづくりや展示を介して感じてもらえるデザインを追求しました。 機能の構成、空間の特徴づけ、読み聞かせプログラム、選書やディスプレイなどの運営方針を具現化する本棚等の家具、世界観を深めるディテールなど、大小様々なスケールでデザインを具現化しました。 民間企業と葛飾区とがコラボレーションした公民連携施設ならではの、子どものソウゾウ(創造・想像)力を刺激する空間・サービスを提供しています。

プロデューサー

株式会社トーン&マター 山本曜子

デザイナー

株式会社POINT 長岡勉、藤田尚子+大日本タイポ組合 秀親、塚田哲也+メリンダ・パイノ

長岡勉(左上)、藤田尚子(右上)、大日本タイポ組合(左下)、メリンダ・パイノ(右下)

詳細情報

http://micca.me/

利用開始
2018年4月7日
価格

0 ~ 1,000円 (小学生以下:無料、保護者/中高生:1日券200円 、パスポート(6ヶ月)1,000円)

販売地域

日本国内向け

設置場所

〒125-0061東京都葛飾区亀有3-26-1 リリオ館7F JR常磐線 亀有駅南口 徒歩30秒

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

本の様々な魅力(物語・絵・言葉・登場人物など)を、空間体験と新しい読み聞かせを介して感じてもらう施設

背景

人口減などの要因から、民間企業と行政が一緒になり弱みを補い強みを高め合う事業(公民連携事業)に注目が集まっている。 当施設は、葛飾区亀有駅前の再開発商業ビル”リリオ館”(1996年開設)の7階に位置し、老朽化した駅前ビルを子育て世代のために再活性化させるリノベーションプロジェクトの核として開設された。民間会社に葛飾区が協力し、子どもに特化した施設を具現化した。 偏差値的な指標ではなく想像力・創造力を刺激し、子どもたちの興味の入り口となる場が必要だと考え、絵と言葉でできている本(絵本、漫画、図鑑、写真集など)だけで構成された図書館とした。また、家庭・教育施設以外での日常的な子どもたちへの働きかけやコミュニケーションを重要視し、絵本作家をはじめ、落語家、お笑い芸人、ミュージシャン、デザイナーなど様々なジャンルのプロが自分たちの特技を披露し、ワクワクを共有する運営を構築した。

デザイナーの想い

子どものソウゾウリョクを刺激する3つの点を大切にしました。 シアタールームを一例に説明します。 1「高揚感を生み出す」 真っ赤なカーテンと金色に輝く天井に包まれたシアタールームは、高揚感のある世界に浸りながら、演者と観客を一体にします。 2「余白を残す」一方で、使い手の自由を促す余白を意識しています。客席になる雛壇状の床は全面をクッションとし、どこでも自由に座ったり、寝転がったり、思い思いに使ってもらうことができます。 3「ユーモアやウィット」ウィットの効いたアイテムとして、シアターのカーテンが閉じると、その裏側に隠された刺繍が出現します。これは子ども達の色々な気持ちを表現したイラストの刺繍。装飾やサインといった小さなアイテムにこそユーモアやウィットが大切だと考えます。 このように3つの点を空間全体に共存させることで、ソウゾウリョクを刺激するキッカケを散りばめた空間を目指しました。

仕様

ミッカは、子どものための小さな図書館。 やってミッカ!(みようか) 面白いことミッカった!(みつかった) 本が好きな子も、そうでない子も思わず好奇心が掻き立てられる。 そんな場所を目指して、民間企業・公共・個人のクリエイターが一緒につくりました。 “知識”よりも”興味”にフォーカスした新しい概念の図書館です。 リノベーション対象エリア面積:266㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

〒125-0061 東京都葛飾区亀有3-26-1 リリオ館7F JR常磐線 亀有駅南口 徒歩30秒
絵と言葉のライブラリー ミッカ

審査委員の評価

子供の頃の経験がどんなに素晴らしいものだったのかは、その子が大人になるまで気づかないものかもしれない。その子の常識における世界の広さや美しさは、子供の頃の体験が大きく左右するのだろう。この図書館は、子供たちに美しい体験を与えるために設計された図書館だ。図書館という場所は、ただ文章が詰まった箱なのではなく、アクティブラーニング型の教育の舞台として整備されうるポテンシャルを持っている。これからどのような発展を遂げるのか、楽しみな例である。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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