GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
大学セミナールーム [東北大学建築CLTモデル実証棟]
事業主体名
宮城県CLT等普及推進協議会
分類
公共の建築・空間・サインシステム
受賞企業
宮城県CLT等普及推進協議会 (宮城県)
株式会社佐藤総合計画 (東京都)
株式会社鈴木建築設計事務所 (山形県)
受賞番号
18G121043
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

宮城県CLT等普及推進協議会の事業として、東北大学青葉山キャンパス(仙台市)の人間・環境系教育研究棟内に大学セミナー棟を計画した。本プロジェクトは、宮城県を中心とした産学官の連携によってCLT(Cross-Laminated-Timber)材の生産や加工の実践、CLT材を用いた建物設計や施工の推進、CLT材をはじめとする県内木材の利用拡大に資する木質材料や工法の検証等を行い、木造建築の可能性・実効性に関する知識と技術向上を図ることを目的とした。竣工後は大学のセミナールームとして利用されるとともに、CLTモデル実証棟として見学者を受け入れる等、CLTの情報発信拠点として活用が進んでいる。

プロデューサー

宮城県CLT等普及推進協議会 齋藤司

ディレクター

東北大学大学院工学研究科都市建築学専攻 (意匠)石田壽一、藤山真美子 ・(構造)前田匡樹・(環境)小林光

デザイナー

株式会社佐藤総合計画 前見文武+株式会社鈴木建築設計事務所 藤原薫

株式会社佐藤総合計画 前見文武 + 株式会社鈴木建築設計事務所 藤原薫

詳細情報

http://miyagi-clt.com/

利用開始
2018年1月29日
設置場所

宮城県仙台市青葉区荒巻青葉6-6

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

構造・環境・デザインが融合した新建材CLT情報発信のための実証モデル施設

背景

本建物では木質建築に携わる事業者等の見学を想定し、新建材であるCLT材の加工・施工プロセスが分かる情報を目視可能な形で残す(A)と共に、雑壁部の加工にデジタルファブリケーションを取入れ(B) 、国内での普及が期待される次世代の木質建築の情報発信拠点を構築した。 A.CLT材の施工痕及び加工による材料の表情を目視可能とするため以下の計画を行なった 。①RC、CLT、LVLの構造部材を現しとした構造組成  ②構造材と構造金物取合い部の露出 ③CLT端材の床、壁仕上げ材現しでの利用  ④ CLT材によるササラ桁を複数連結した階段 B.内装パネル材のアルゴリズム設計及びレーザーカッターによる自主制作を行い、以下3点の設備要件や音場環境を満たす計画を行なった。 ①吸音性能(壁、天井) ②段床下をチャンバーとした座席空調の吹出口(段床蹴上げ部) ③天井裏に設置した排煙窓への排気経路(天井の一部)

デザイナーの想い

環境に優しい低炭素志向の人口環境整備が求められる時代にあって、CLT工法は、木造を伝統とした日本における「都市・建築文化の更新に資する先導的工法」として期待される。本プロジェクトでは、CLTという新建材を、チャレンジングな形態を持った完成建築物として統合するため、宮城県を中心とした生産・加工・設計・施工の専門家が、産学官の垣根を超えて連携し議論を重ねた。CLTという新素材を通じて、構造・設備・デザインの各分野が連携した本建物は、CLTの加工・施工プロセスの見える化やデジタルファブリケーションによる実践が、空間体験可能な情報発信拠点となっている。今後、本施設が専門的な建築研究および教育のフィールドとして多面的に活用されるとともに、CLTの普及推進に活用されることを期待している。

仕様

用途:大学(セミナー棟)  敷地面積:201,681.66㎡ 建築面積:90.36㎡ 延床面積:90.36㎡  構造:木造(CLT工法)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

宮城県CLT等普及推進協議会
株式会社佐藤総合計画
株式会社鈴木建築設計事務所

審査委員の評価

CLTの普及を推進するために作られた施設デザイン。空間全体でデジタルファブリケーションによる製造プロセスや材料の加工、材料の表情、構造や空間の可能性を身をもって可視化している。チャレンジングな形態で実現することでの波及効果も期待出来るものである。

担当審査委員| 山梨 知彦   浅子 佳英   石川 初   色部 義昭   永山 祐子   Gary Chang  

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