GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
集合住宅 [イニシア桂大橋]
事業主体名
株式会社コスモスイニシア+近鉄不動産株式会社+大栄不動産株式会社
分類
中〜大規模集合住宅
受賞企業
株式会社コスモスイニシア (東京都)
近鉄不動産株式会社 (大阪府)
大栄不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
18G110918
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本計画は「周辺環境とのつながり」をデザインした集合住宅です。従来の集合住宅の敷地は市街地に多く、居室と外部空間をつなぐバルコニーはプライバシーや眺望、日当たりといった快適性に課題を抱えています。狭くて居心地が悪いため、室内空間に付随する機能的空間としてしか使われていません。本計画は桂川に面した絶好のロケーションを活かし、室内空間と連続してもう一つの居住空間として機能する、快適な外部空間をデザインしました。また桂川の地形を取り込んだ共用部を設け、敷地内に居住者と地域住民双方のためのバス停コモンを提供しています。その結果外部空間と周辺地域とのつながりをもった快適な住まいを提供しています。

プロデューサー

株式会社コスモスイニシア

ディレクター

株式会社コスモスイニシア

デザイナー

株式会社コスモスイニシア+アクセス都市設計

詳細情報

https://www.cigr.co.jp/pj/shinchiku/A82146/

利用開始
2017年7月
販売地域

日本国内向け

設置場所

京都府京都市右京区西京極堤下町

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

3mバルコニーと室内居住空間により、外部空間とつながる暮らしの提案

背景

従来の集合住宅のバルコニーが十分に活用されていない原因として、事業性、法律、立地の問題が挙げられます。事業計画上は容積を最大限利用することに重きをおいており、バルコニーは建築基準法で容積に含まれない幅2m以下のものが多くみられます。こうしたバルコニーは実際には多くが室外機置場として使われており、リビングに付随する機能的空間として使われてきました。また消防法でバルコニーは避難経路となるため、ものを固定したり重いものを置くことが制限されています。さらに都市部においては建物が隣接しており周辺の建物からの視線が気になることから、いざバルコニーを利用したくても使い方が限られ、快適ではない状況にあります。本計画は桂川に面した豊かな自然に囲まれ永久眺望の担保されたロケーションを活かして、外部空間を取り込み、外部とつながる住まいをデザインしました。

デザイナーの想い

居室には柱・梁が現われないようにし、バルコニーに面した窓を連窓サッシにすることでバルコニーからリビング、キッチンまで一体的な空間としました。リビングと隣接する居室に可動壁を設え、場面や用途により様々な大きさに空間を区切って使えるようにしています。マンション管理規約には「壁面より1mの部分に自由にものを置いて良い」ことを明記し、居住者がバルコニーを自在に活用できる工夫をしています。他にも様々な居住者の集まる共用部は河岸段丘のように、視線の異なる複数の居場所をもつ空間を設えたり、敷地内に居住者と地域住民が安心して暮らせる「バス停コモン」をデザインしました。これは敷地正面にあった古いバス停を建て替え京都市に寄贈、また敷地の一部を市に無償賃貸借し待合スペースを設けました。本計画によって集合住宅の居住空間と外部空間がつながり、周辺環境や地域住民とつながって、良好な関係を構築していくことを願います。

仕様

[構造]鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、地上7階建 [敷地面積]7,068.77㎡ [延床面積]16,095.50㎡ [総戸数]158戸+管理事務室1戸

どこで購入できるか、
どこで見られるか

京都府京都市右京区西京極堤下町
イニシア桂大橋 物件HP

審査委員の評価

3mのバルコニーはおそらく容積率にも入っていると思うが、それでもその価値があると捉えたライフスタイル中心の視点がすばらしい。これを気に入った購入者が、ここでしか手に入れられない暮らしを実現した様をみてみたい。購入を考える側も、こうした暮らしを身近なものと考えられるような社会になってほしい。

担当審査委員| 篠原 聡子   猪熊 純   西田 司  

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