GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
木造建築用接合金物 [ベースセッター]
事業主体名
BXカネシン株式会社
分類
住宅用工法・構法
受賞企業
BXカネシン株式会社 (東京都)
受賞番号
18G100900
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

狭小地での木造住宅の設計は耐震性の確保とプランの両立が難しく、設計者を悩ませている現状があります。例えば門型フレームによる設計では、間口や開口寸法(スパン)が制限されたり、構造計算が煩雑で設計手法がオープン化されていないなど、制約が多いのが現状です。本製品は、450mm幅の平角柱と一体にすることで独立配置が可能な狭小耐力壁となり、市販の許容応力度計算ソフトと弊社が無償提供する簡便な検定ツールを使用するだけで、設計者が簡単に構造の安全性の確認が行えるようにしました。建物が大きく変形しても損傷しない靭性を備えた安全性の高い狭小耐力壁でありながら、間口や空間を損なわない自由度の高い設計が可能です。

プロデューサー

BXカネシン株式会社 開発部 槙田剛

ディレクター

BXカネシン株式会社 開発部 山口高広

デザイナー

BXカネシン株式会社 開発部 山口高広

詳細情報

https://www.kaneshin.co.jp/products/productsd.php?icd=1000827

発売
2018年4月20日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

S造・RC造に負けない木造の可能性を拡げる狭小耐力壁〈柱脚金物〉

背景

2017年度に建てられた戸建て住宅の約9割が木造で建築されており、「木のぬくもりが感じられる家にしたい」「コストを抑えるため木造にしたい」などの理由から木造建築にこだわる施主もいます。しかし、狭小地の場合は、耐震性の確保が難しく、一般的な910mmの耐力壁を設置すると見通しの悪いリビングや間口が狭く車の出し入れがしづらいガレージになってしまうことから、設計者は門型フレームでの可能性を検討します。しかし、門型フレームは設計が複雑であり計算手法が公開されていないものが多く、誰でも簡単に使えるものではありません。その結果、木造を諦めてS造やRC造にするしかなく、コストがかかってしまう場合もあります。そこで、木造でも壁の幅を狭くし、簡単に設計できる耐力壁が実現できれば、狭小地でも木造建築のプランの幅が広がり、S造やRC造に比べてコストを抑えた設計ができるのではないかと考えました。

デザイナーの想い

一般的に木造の耐力壁の柱脚部は、引張力には金物が抵抗し圧縮力には木材が抵抗します。強い木材を使用した場合、圧縮側がめり込まず引張側に負荷がかかりすぎて木材が破壊し、耐力壁の耐力が急激に低下してしまうケースが多く見受けられます。そこで本製品では、ある一定の引張力がかかると金物のロッドのクビレ部分が伸びながら変形し、上ベースプレートに接触すると引張側とは逆の圧縮側の人型プレートが上から押されて沈み込む際に鉄の安定した塑性能力を利用することで、倒壊の危険性が高まる安全限界を超えても金物・木材ともが破壊しないことを目指して製品化しました。また、設計者が扱いやすい製品とするため簡便な検定ツールを作成し、無償提供することで設計に取り入れやすくしました。本製品は大地震から人命と財産を守り、住宅の長寿命化にも寄与する製品だと考えます。

仕様

金物寸法W455×D130×H415/使用木材105×450mmまたは120×450mmの平角柱、ベイマツ集成材E135-F375/短期許容せん断耐力(Pa)8.8kN/1mあたり壁倍率換算約13倍相当

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ベースセッター製品情報

審査委員の評価

在来木造の柱を連結した壁柱(平角柱)により、450㎜の細幅で耐力壁を構成するための柱脚金物。この種の耐力壁は従来は門型フレームの一部として実現されていたが、単独で成立することにより配置の自由度が高まり、制約の大きい狭小敷地の住宅に特に効果的である。併せて構造チェックのための検定ツールも提供し、設計者が扱いやすい環境を整えていることも評価できる。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   手塚 由比   栃澤 麻利  

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