GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
戸建てリノベーション [HOWS Renovation 「深沢の家」]
事業主体名
株式会社リビタ
分類
戸建て住宅
受賞企業
株式会社リビタ (東京都)
株式会社AIDAHO (東京都)
受賞番号
18G100871
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

旗竿敷地に建つ築33年の木造2階建て住宅を改修し、販売をしたプロジェクトである。 都心の住宅密集地によく見られる敷地形態であり、既存建物は四方を隣地建物に囲われ十分な採光や通風が得られていなかった。 本プロジェクトでは、住まい手にとって改修後の住宅が健全な居住環境であり、さらに資産としても良質なものであり続けることが求められた。 そこで、既存の状態から外部への開き方を読み解き、内部のつながりを再構成することで、厳しい立地条件でも普遍的価値のある住宅を目指した。 また、住まい手が積極的に手を加えながら維持管理に関わり、自ら改変していきやすいシンプルな空間構成や素材での構築を行った。

プロデューサー

株式会社リビタ 宇都宮惇

ディレクター

株式会社リビタ 宇都宮惇

デザイナー

株式会社AIDAHO 澤田淳、長沼和宏

詳細情報

http://hows-renovation.com/forsale/fukasawa/

リノベーション竣工日
2019年1月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都世田谷区深沢

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

やわらかな質感と光がめぐる箱階段のある家

背景

旗竿敷地は、主に都心に近い住宅地において土地の分割と取引が繰り返される中で生まれてきた。周囲を囲まれ、立地の悪さから一般的に敬遠されることが多いが、逆にその囲まれた立地は、周辺の環境に対して高い影響力を持っているともいえる。 つまり、都心部で多く点在しながら住環境として低く評価を受けがちな旗竿敷地の環境解決が、密集地の住環境改善のカギでもあるとみている。本プロジェクトでは、旗竿敷地に建つ住宅を改修し、旗竿敷地に新たな価値を創出することを試みた。 また、本物件は世田谷区に増築申請をし検査済証を取得、そして長期優良住宅認定を受けている。築30年を超える戸建住宅は検査済証がないことが多く、増改築の確認申請ができず、解体されることが多い。 改修設計は今や、表層的な更新行為のみならず、建物の改修履歴や公的申請情報を残しながら、住まい手と住宅の関係性をより密接なものに「改修する」行為といえるだろう。

デザイナーの想い

住宅を計画する上で、良質な居住空間を実現するには、周囲の環境とのつながりを考えることが重要な要素となる。 住宅が密集する旗竿敷地においては、隣り合う敷地とそこに建つ建物が周囲の環境そのものだといえる。 周囲の環境をネガティブに捉えるのではなく、その関係性を考え積極的に取り込むことで、敷地の境界という概念を越えた豊かな住空間を実現できたと思う。 結果として、互いに最適な住環境がうまれ、それを繰り返すことで都市の環境改善につながると考えている。 改修の設計では、小さな要素を丹念に拾い集めたデザインの集積が豊かな空間をうむ。そして、住まい手が愛着を持って丁寧に育てていける暮らしの骨格をつくり、その価値をつないでいくバトンを渡すことがこれからの建築家の役割だと思っている。

仕様

敷地面積 141.22㎡/建物面積 115.34㎡(1階:57.67㎡、2階:57.67㎡)/木造在来工法・2階建

どこで購入できるか、
どこで見られるか

成約済みのため購入不可
HOWS Renovation Lab.
AIDAHO

審査委員の評価

旗竿敷地に経つ住宅は一般に採光などの条件が厳しく、重機が入らないことが多いため建て替えも容易でない。ここではそれらの悪条件を逆手にとり、1階の寝室と風呂・トイレ以外の全てを一室空間とすることで、外周の様々な開口部から取り入れた反射光による柔らかい光で満たされた空間が実現されている。建物中央の階段まわりの手摺り壁には、このために焼かれたオリジナルの白色タイルが張られ、その効果を引き立たせているところも評価できる。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   手塚 由比   栃澤 麻利  

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