GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ラウンドアバウト [吾妻町ラウンドアバウト 東和町ラウンドアバウト]
事業主体名
飯田市
分類
その他移動に関する機器設備、システム・サービス
受賞企業
飯田市 (長野県)
受賞番号
18G070584
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ラウンドアバウトは、速度抑制効果による安全性、多枝交差点の制御も可能で、無駄な信号待ち時間の解消による円滑性、それに伴う環境性、災害時や停電時も自立性を発揮することで災害に強いことなど、「人にも環境にもやさしい」交差点です。 飯田市では、吾妻町ラウンドアバウトにおける本格的ラウンドアバウト化のための社会実験により、その構造改良効果を実道で実証し、全国で初めて既存の信号機を撤去した東和町ラウンドアバウトを実現しました。 この一連の事業は、わが国におけるラウンドアバウトの普及・展開において極めて有用な事例となりました。

プロデューサー

飯田市

ディレクター

飯田市 名古屋大学大学院 教授 中村英樹

デザイナー

飯田市

詳細情報

https://www.city.iida.lg.jp/soshiki/29/raundoabautotorikumi-1.html

東和町ラウンドアバウト供用開始
2013年3月
設置場所

長野県飯田市吾妻町及び東和町

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

ラウンドアバウトへの構造改良効果を実道で実証し、全国初の信号交差点のラウンドアバウト化を実現

背景

東和町交差点は、交通需要に対応した中心市街地への安全で円滑なアクセスのために改良する必要がありました。地域住民の理解も深まり、ラウンドアバウトとして改良することが最善の方法と考えましたが、当時の日本国内においては、技術的知見が不足していたこともあり、関係機関との協議が整わず、やむを得ずラウンドアバウト化を断念しました。しかし、名古屋大学の中村教授がリーダーを務める、(公財)国際交通安全学会の研究プロジェクト「安全でエコなラウンドアバウトの実用展開に関する研究」から、吾妻町ラウンドアバウトでの社会実験のご提案をいただき、実施したことにより、国内で不足するデータを取得するとともに、交差点改良も実施できました。この結果や、東日本大震災で停電による信号交差点の混乱等、様々な要因が重なったことにより、関係機関の理解が進み、一旦断念した東和町ラウンドアバウトを実現することができました。

デザイナーの想い

人にも環境にも優しいラウンドアバウトは、「環境文化都市宣言」をし、その理念に基づいて低炭素なまちづくりを進めている飯田市において重要なものとなっています。 ラウンドアバウトは、安全で円滑な「道路構造」という側面だけでなく、「移動空間」、「交通施設」としての価値も有し、付加価値の高いまちを構築する重要な「要素技術」です。 今後、ラウンドアバウトが、「まちづくり」の有用なツールとして全国へ広がっていくことを期待しています。

仕様

吾妻町ラウンドアバウト  交差形状:5枝  外径:41.0m  環道幅員:5.0m(左側路肩0.5m含まず)  エプロン幅員:3.0m(右側路肩0.5m含む)  中央島直径:23.0m 東和町ラウンドアバウト  交差形状:5枝  外径:30.0m  環道幅員:5.0m(左側路肩0.5m含まず)  エプロン幅員:3.0m(右側路肩0.5m含む)  中央島直径:13.0m

どこで購入できるか、
どこで見られるか

長野県飯田市吾妻町、東和町
飯田市公式ウェブサイト
吾妻町ラウンドアバウト ライブカメラ-ICTV 飯田ケーブルテレビ
東和町ラウンドアバウト ライブカメラ-ICTV 飯田ケーブルテレビ

審査委員の評価

我が国では環状交差点と呼ばれるラウンドアバウトは、信号を使わないことで渋滞解消に寄与するだけでなく、警察庁の統計では事故防止にも効果があるという結果がある。飯田市はこのラウンドアバウトを積極的に展開している国内都市のひとつであり、歩道や周辺の公園を含めたトータルデザインを実施することで、殺伐とした印象を与えがちな交差点を心地よい景観に置き換えることに貢献している。

担当審査委員| 菅原 義治   佐藤 弘喜   野原 卓   森口 将之   Hrridaysh Deshpande  

ページトップへ