受賞ギャラリー
2018
グッドデザイン賞
デジタルロック
DTRS シリーズ
受賞対象の詳細
鍵(IDキー)をポケットや鞄の中に入れたままの状態で、扉に設置されたリーダのボタンを押すだけで施解錠可能な電池式のハンズフリーデジタルロックです。2ロック対応のデジタルロックとしては室内側の2台のユニットをBluetooth通信によって無線化し、配線レスで上下連動を可能にした初の製品です。既存の扉への追加工やシリンダーの交換が不要で、新設だけでなく既設の物件にも手軽に後付けが可能です。配線レスで上下ユニットが別体となるため様々なハンドルとの組み合わせが可能で、2ロックの取付ピッチに柔軟に対応でき1ロック仕様の扉にも利用できます。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
美和ロック株式会社 商品企画部 部長 木下琢生、課長代理 齋藤伸一、重田航
ディレクター
美和ロック株式会社 商品企画部 デザイングループ課長代理 加治屋京司
デザイナー
美和ロック株式会社 商品企画部 デザイングループ 福田雅史
発売
2018/03
価格
オープンプライス
販売地域
国内
設置場所
集合住宅の住戸玄関
背景
集合住宅では防犯性の観点から2ロックが主流となっています。2ロック仕様の場合、後付け可能な電気錠はそれほど多くありません。あっても上下ユニットが一体化した大きなもので、使用できるハンドルデザインも数が限られています。その為、後付けで電気錠にするためにお気に入りのハンドルを変えなくてはならない場合もあります。また、 近年のスマートフォンで操作可能なスマートロックでは結局はスマートフォンを取り出した上での操作が必要になってしまったり、2台の室内側ユニットの施解錠動作にタイムラグが出ることもあります。そこで、リーダのボタンを押すだけの1アクションで施解錠できるハンズフリーシステムを使用し、2ロック仕様にもスマートに対応でき、お気に入りのハンドルを変える必要がないようにBluetooth通信を利用し配線レスで上下ユニットを分けた後付可能な電気錠を作る必要がありました。
経緯とその成果
1アクションでスムーズ2ロック
デザイナーの想い
集合住宅において住戸玄関の意匠はとても重要です。扉面に取り付けられるリーダが不恰好では住宅の意匠性を損なうことになってしまいます。しかし、錠前は単体の格好良さだけを追求しても成立しない製品です。設置される様々な場との調和、使用する様々な人との調和を目指さなくてなりません。また、錠前本来の高品質な安全・安心を製品デザインから感じていただけることを目指しました。そのためにドアに設置されるリーダはシリンダーとの一体感を出しつつ玄関空間の他の製品(インターフォン等)との一体感も意識してデザインしました。また、使用するボタンは大きく誰にでも押し易くしていますが、同時にリーダ全面の化粧パネルと一体感を出し余計な要素と感じることがないようにしています。化粧パネルが収まるフレームは薄くシャープにすることで先進性を出し、ハイセキュリティを感じさせるデザインとしています。
仕様
H181xW58xD34(mm): 室外側ユニット上部(シリンダーカバーなしタイプ) H186xW58xD34(mm): 室外側ユニット上部(シリンダーカバーありタイプ) H120xW58xD34(mm): 室外側ユニット下部(シリンダーカバーありタイプ2ロック仕様のみ) H156xW78xD47(mm): 室内側ユニット(サムターン部D71mm)
どこで購入できるか、
どこで見られるか
美和ロック株式会社および美和ロックサービス代行店
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
橋田 規子寺田 尚樹二俣 公一安西 葉子Dino Fabriant
評価コメント
鍵をポケットや鞄の中に入れたままの状態で施解錠可能なハンズフリーデジタルロック。既存の扉へ後付けが可能であり、シンプルで扉の意匠を邪魔しない控えめなデザインが評価された。
