GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ザルとボウル [Colander&Bowl 米研ぎにもつかえるザルとボウル]
事業主体名
ライクイット株式会社
分類
調理器具
受賞企業
ライクイット株式会社 (奈良県)
受賞番号
18G040246
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ふっくらみずみずしく炊き上げる土鍋等を利用の際に最適なとぎ方を実現する為、水切れと弾力性に拘ったプラスチック製のザルとボウル。米は精米時の糠を流し落とし、水に浸漬することで美味しく炊き上がる。ザルは洗米工程での水切れ効率を高める設計を行い、糠や胚芽を素早く流し落とせる。また独自研究にて弾力性を樹脂素材で再現し、とぐ際に米の割れを軽減。そしてボウルを使った浸漬工程を経て、美味しく炊き上げる調理工程がスムーズに行えるように設定されている。サイズは一般的な米の炊飯量とされる4カップまで対応できる。片手で持てる高さや耐熱性もあり、様々な調理への転用も可能で道具としての使い易さにも拘った。

プロデューサー

ライクイット株式会社 代表取締役社長 吉川和希

ディレクター

ライクイット株式会社 企画部

デザイナー

RKDS代表 小関隆一

RKDS代表 小関隆一

詳細情報

http://www.like-it.jp/products/kitchen/post-5.html

発売
2018年7月30日
価格

1,600円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

米を美味しく炊く際に最適なとぎ方を実現できる水切れと弾力性に拘ったプラスチック製のザルとボウル。

背景

製品を通じて日本文化を世界に発信したいと考えたことがきっかけである。和食が ユネスコ無形文化遺産に登録されたことなどもあり、近年ますます和食が注目されている。和食の中で日本人がこだわりを持っているお米を美味しく炊飯するためには正しい調理が必要である。しかし外国人のみならず日本人ですら、正しい調理方法が認知されていない。古くから使われている「マタタビのザル」の弾力性と水切れを樹脂製品にインプットし、米のとぎ方を再度見直し、使いやすい定番の調理道具の開発を目指した。

デザイナーの想い

「米とぎ」を切り口にザルを考えると、米が脱落しないようにすること、ザル全体でスムーズな水切れが行われなければならないこと、米を傷めない柔軟性があることなどが条件として考えられることから、スリット状の隙間を設けてそこから水が流れるようにする構造を思いついた。内側は水が流れやすい垂直方向のスリットが途切れずに設けられ、外側にそれらをつなげる横方向のレールが走る、一体成形にもかかわらず二重の表層を持っているような、ザルというよりもスノコが丸くなったような構造になっている。構造上細い板材の集まりのようになっているので弾力性も確保しやすく、樹脂製のザルとして十分な水切れを実現できた。樹脂成形上決して容易ではない形状をしており、金型設計や成形技術において長年のノウハウが活かされたものとなっている。 米とぎの際の手の動きに合わせて全体の形状をつくり、ザルが収まるようにボウルも作られている。

仕様

【ザル】本体サイズ:(約)φ227×H104mm、本体重量:(約)135g、材質:ポリプロピレン/熱可塑性エラストマー 【ボウル】本体サイズ:(約)φ233×H107mm、本体重量:(約)220g、材質:ポリプロピレン

どこで購入できるか、
どこで見られるか

likestore(公式オンラインストア)にて購入可能。
like-it(公式HP)
likestore(公式オンラインストア)

審査委員の評価

米の研ぎ方に拘った樹脂製のザルとボウル。米研ぎでは米の脱落には気を使うが、網目ではなくスノコを立体的にしたような形状で、均一な幅のスリットから水を流す。そのスリットが美しい。フチが薄く、綺麗な円になっているが、この薄さで全体の形を維持するのは成型の工程を考えると簡単なことではない。メーカーの姿勢とデザイナーの思いが伝わって来る。ザルとボウルの重なり具合も気持ち良い。米研ぎに限らず多種多様な調理での使用も可能である。適度に柔らかな素材、質感、プロポーション、細部、良く考え抜かれた秀逸なプロダクトと言える。

担当審査委員| 鈴木 元   井上 裕太   玉井 美由紀   渡辺 弘明   Alex Terzariol   Byung-wook Chin  

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