受賞ギャラリー
2017
グッドデザイン賞
地方活性化への取り組み
レーベンクラフト
受賞対象の詳細
「LEBEN CRAFT」はタカラレーベンがマンションを供給した地方の特産品を、マンション入居者がスマホ用のマンションコンシェルジュアプリを利用して購入できる仕組み。都心のマンションに住む人と地方をつなぐことで、地方活性化への貢献を行っていく。デベロッパーの中でも、都心部の開発だけでなく地方都市再生事業を行っているタカラレーベンならではの取り組み。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
株式会社タカラレーベン 商品企画部 商品企画課
ディレクター
株式会社タカラレーベン 綱島 星子
デザイナー
株式会社タカラレーベン 鈴木 宏明

利用開始
2017/04
販売地域
国内
背景
地方では人口が減少する一方、都心部では人口が増加している。人口の一極集中によって都心部と地方で格差が生まれ、その是正には課題が多い。たとえば、ふるさと納税は返礼品が高額化したり、換金できる商品券を用意したりするなど、本来の目的から離れた、行き過ぎた競争が一部で問題となっている。そこで私たちマンションデベロッパーでも、地方活性化への貢献ができないだろうかと考えた。そこから、都心部だけでなく地方でもマンションを供給しているタカラレーベンだからこそできる形を模索していった。また、1994年から分譲を始め、全国に27,000世帯以上いるタカラレーベンのマンション入居者に対する満足度の向上も社内的な検討事項としてあった。
経緯とその成果
マンションデベロッパーだからできる地方活性化への貢献。全国のマンション入居者と地方をつなぐ仕組み。
デザイナーの想い
地方活性化へ貢献するにあたって、単なる寄付ではなく、都心と地方とのつながりを生み、それがビジネスとしても成り立つ仕組みを目指しました。その中でも地方の魅力を知ってもらうことを優先しています。まずは特産品を通した地方の人々の想いや魅力を知ってもらおうと考えました。そのために、できるだけその地方以外では流通していないものを選び、いくつかを組み合わせたセット商品も販売しています。特産品の選定には、地方都市再生事業を通して繋がった現地の人々の想いや情報が活かされています。さらに、特産品購入だけでなく、生産者のマンションへの出張マルシェや入居者の地方への食育体験ツアーなども企画し、モノの行き来だけでなく、ヒトの行き来も生み出していくよう計画しています。結果的に地方の生産者、全国のマンション入居者が双方にメリットのある仕組みにすることができました。
仕様
<動作環境>Android 4.0以上、iOS 10.2以上 ※アプリケーションは無料にてダウンロード可能(別途ログインID、パスワードが必要)
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
上田 壮一伊藤 香織岩佐 十良並河 進山崎 亮
評価コメント
スマホを使った特産品販売アプリはけっして特別なものではないが、消費者(入居者)からも生産者からも手数料を取らない仕組みは新しい。この仕組みが広がるほど、地方の生産者は潤い、入居者サービスになり、なおかつマンションの付加価値が上がる。現在はまだ小規模だが、今後の拡大と展開に大きな期待を込めて評価した。
