GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
移動スーパーとくし丸 [移動スーパーとくし丸]
事業主体名
株式会社とくし丸
分類
ビジネスモデル
受賞企業
株式会社とくし丸 (徳島県)
受賞番号
17G151271
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

全国で「買い物難民」「買い物弱者」と言われる社会問題が叫ばれて久しい。 地域のスーパー・食料品店の撤退や、公共交通の合理化・貧困化、高齢者のみ世帯の増加などを背景に、食料品購入が困難な人たちが急速な勢いで増加しています。 そこで「移動スーパーとくし丸」は、そんな「買い物弱者」のニーズに応えるとともに、地域スーパーの存続を応援し、さらにやりがいの大きい社会貢献型の個人事業の創出に貢献する、という三位一体の新しいビジネスモデルを構築しました。

プロデューサー

住友 達也

ディレクター

住友 達也

デザイナー

藤本 孝明

詳細情報

http://tokushimaru.jp

営業開始
2012年2月20日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

行政や助成金に頼ることなく、買い物弱者をなくすための持続可能なビジネスモデルを確立した。

背景

創業者の両親が買い物に困っていたことが創業のきっかけ。近所のスーパーが潰れたことに加え、病気がちで遠出ができないという両親を買い物に連れて行ったところ、何万円も購入し大変心配した。その時、そうでもしないと食材の調達がままならない人たちが多くいることに気付かされた。ビジネスモデルとして、スーパーの導入ハードルを下げることが課題であった。販売を個人事業主が行うことで、スーパーは、人材の確保、人件費、車両の保持など費用負担を減らすことができ、導入しやすい仕組みを実現した。しかし、このモデルでも運営は出来るが収益が少ない。これを解消したのが、「プラス10円ルール」。容量容積と値段は比例しない。とくし丸では「1品をお客様の元まで運ぶことに対し、10円を頂く。」とこれまでの小売業にはなかった発想を取り入れたことで収益をあげることに成功し、スーパーの導入を加速させ、買物弱者問題解決に寄与した

デザイナーの想い

2016年、内閣府の調査によると、高齢者の17%が「買い物に不便を感じている」と回答しており、いわゆる「買い物弱者」は全国で700万人に達しています。(経済産業省)。高齢者ドライバーが起こす事故が顕著になりはじめ、免許の自主返納がすすむと、この数はますます増えてくることがわかっています。これに対し、移動スーパーを補助金などの税金を使って行っている自治体は多いのですが、どれも持続可能なモデルではないのが現状です。とくし丸を広めることがこの問題解決につながることは明らかであり、少しでも早く「買い物弱者」を減らしたいと願っています。

仕様

買い物難民を救い、地域スーパーを応援し、雇用を創出する社会貢献型移動スーパー・プロデュース事業

どこで購入できるか、
どこで見られるか

丸正、ベニースーパー、ベルク、文化堂、関西スーパー、キョーエイ、天満屋、いなげや、コモディイイダ
丸正様 とくし丸ページ
ベルク様 とくし丸ページ
天満屋様 とくし丸ページ

審査委員の評価

全国にシャッター街が広がって久しいが、ショッピングセンターやスーパーマーケットが撤退する地域も生まれている。そうなると買い物弱者が生まれ、地域から雇用も減ってしまう。もはや地域は何もできないのか。「移動スーパーとくし丸」はそんな状況に楔を打つことが期待される事業。本部は事業全体をプロデュースし、地域スーパーは商材を提供、個人事業主である販売パートナーは車で地域を回って販売、在庫リスクもない。そして地域住民は1品ごとに10円を負担することで、買い物需要を満たしている。移動販売はこれまでもあったが、4者の潜在的ニーズをうまく繋ぎ合わせながら、それぞれの負担と利益をバランス良くデザインしている。とても社会的意義の高いものであり事業性も高く、まさに四方よし。

担当審査委員| 廣田 尚子   青山 和浩   小林 茂   ナカムラ ケンタ   林 千晶  

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