GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
演能 [ダリ能]
事業主体名
ダリ展、株式会社電通、株式会社電通ライブ
分類
宣伝・広告・メディア・コンテンツ
受賞企業
株式会社電通 (東京都)
株式会社電通ライブ (東京都)
受賞番号
17G131194
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ダリ能は、2016年9月に東京で開催された「ダリ展」の成功を祈願して上演された、サルバドールダリをシテ(主人公)とする新作能です。650年以上の歴史を持ち、世界最古の演劇と言われている能。その本質価値はそのままに、能を構成する様々な要素で現代のテクノロジーを用い、高度なレベルでの伝統美と現代の表現との融合に成功しました。特に本演能のために製作したダリ面は、様々な能面の形状研究を元にモデリングされ、ジュラルミンの切削加工で生み出された、本作のデザインコンセプトを象徴するものです。詞章(歌詞)や舞台演出、背景映像などにおいても、新しい演能のデザインアプローチで画期的な上演を実現しました。

プロデューサー

【プロジェクト】電通 米山敬太、村上史郎 【イベント】電通ライブ 竹林正雄、関口真一郎

ディレクター

【プロジェクト】電通 村上史郎 【演能】銕仙会 清水寛二 【能面製造】大槇精機 大町亮介 【演出映像】ライゾマティクス 齋藤精一

デザイナー

【演能】銕仙会 清水寛二【能面造形デザイン】びわゆみこ【能面製造】大槇精機 安永雅史、萱山邦彦、大町俊介【演出映像】ライゾマティクス 石井達哉

詳細情報

https://vimeo.com/187924364

上演
2016年9月13日
販売地域

日本国内向け

設置場所

国立新美術館

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

やあ我こそはサルバドールダリ/なにとダリ展なる催し執り行わるるとかや/急ぎ黄泉の国より舞い戻らん

背景

①日本過去最大規模のダリ展の開催に伴って、歴史的なダリ展開催の祝祭感を演出し、海外からのゲスト(美術関係者や大使)をもてなし、ダリ展の話題を最大化して来場者数を増やすことが本企画の目的でした。 ②能は世界的な評価の高い日本を代表する芸術でありながら、敷居の高いイメージがあり親しむ日本人は多くありません。これまでにない現代的な能の表現にチャレンジすることで、能の持つ大きな可能性を多くの人に知っていただく一助とすることを意識しました。

デザイナーの想い

室町時代には比較的簡素な芸能であった能も、安土桃山、江戸時代と時代の流れに従って、装束や面は当時最先端の技術を取り入れて、演技も細部にわたって洗練されていきました。現代でこそ「守っていくもの」というイメージが強い能ですが、実はそれぞれの時代のクリエーティビティが積み重なって成立していったと想像できます。 ダリ能は当時の創造的熱量を再現するために、その演出には現代のテクノロジーを結集して制作されました。ジュラルミン製の能面という試みを実現した機械加工のエンジニアリング、鏡板に代わる普遍的な背景映像を生み出したアーティストの創造性。それら現代の技術と伝統美の融合が成功したことで、伝統芸能の可能性は無限であると感じています。どのような伝統文化であれ、その本質的価値を見極め、伝統の核さえ守ることができれば、そこには現代の表現との共創の道を見いだすことができると考えています。

仕様

サルバドールダリを主役(シテ)とした新作能の上演。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

映像アーカイブ
ダリ能 DALI-NOH english sub [Official Video]
ダリ能秘話 Behind the DALI-NOH [Official Video]

審査委員の評価

アイデアは異質なものの掛け合わせから生まれるが、ダリに能を持ってくるとは驚いた。ジュラルミンで精巧に制作されたダリ面もすごいが、謡の歌詞など伝統芸能を細部にわたってアレンジしたこだわりが、贅沢で画期的な上演になっている。

担当審査委員| 内田 まほろ   鹿野 護   木住野 彰悟   水口 克夫   Aaron Nieh  

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