GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ブランズシティ久が原 [ブランズシティ久が原]
事業主体名
東急不動産株式会社
分類
集合住宅
受賞企業
東急不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
17G111023
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

従前、鬱蒼とした雑木林であった計画地を、街に開かれた場所に姿を変えながら計画地の記憶と歴史を継承するため、この地の自然の恵みをできる限り活かす計画とした。目指したのは自然との親和性。周辺の鵜の木松山公園や旧六郷用水沿いの緑などの豊富な計画敷地外の緑と敷地内の緑をつなぎ、緑と共鳴する建物を目指した。計画地内においては、高さ20m級の既存大径木の移植を実施。その他、既存樹木はアートや家具、ウッドチップ、積み木(近隣幼稚園に配布)などに形を変え、緑の再生と活用を図った。また、計画地内にて汲み上げた地下水は、中庭のせせらぎ、植栽への潅水、災害用井戸として活用。地域に和やかに開かれるレジデンスとなった。

プロデューサー

東急不動産株式会社 首都圏住宅事業本部 マンション開発第二部 グループリーダー 岡本亮直

ディレクター

東急不動産株式会社 首都圏住宅事業本部 マンション開発第二部 谷口真耶、森長寛

デザイナー

株式会社デザインネットワークス 代表取締役 金子信行

詳細情報

http://sumai.tokyu-land.co.jp/branz/kugahara/

利用開始
2017年2月28日
価格

5,000 ~ 11,000万円台

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都大田区鵜の木一丁目192番3(地番)

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

計画地の歴史や特性を紐解き、周辺地域・環境との繋がりを紡ぎ出す建築・デザイン

背景

住居系地域にありながら約8,400㎡というスケール感をもつこの稀有な土地に、永きに亘り受継がれてきた緑の記憶と従前計画地に存していた邸宅の伝統的な和の建築要素を、いかに継承し未来へ発展させていくかがデザインを考える上での重要なテーマであった。その具現化にあたり、これまで塀に囲われ閉ざされていた緑を周囲に開放すべく、敷地内に誰でも自由に往来できる既存樹木を配した散策路を設け、計画地周辺の緑と敷地内の豊富な緑との連続性の中で、四季の移ろいを感じられる空間を創出した。また、建物の設計には日本の伝統的な建築意匠や様式美を取り入れた。伝統家屋の長屋門から発想したメインエントランスの大庇(幅:約13ⅿ・奥行き:約6ⅿ)は居住者や訪れる人を迎え入れ、建物内部には和紙などで設えた2層吹抜のエントランス空間が広がり、既存樹木によるアートが空間を彩る。モダンに昇華した和の要素を持つ建物を緑が柔らかに包み込む。

デザイナーの想い

「緑と共鳴する建物へ」。外壁には緑に馴染み土の風合いを感じさせる3種類のハンドメイドタイルを採用。網代風貼りやクォーター貼り、馬貼りなどの貼分けにより様々な風合いを見せ、成長する樹木と相まって美しい風景を演出した。バルコニー手摺には横桟ルーバーと和紙調ガラスの2種類を用いる事で、風の流れや光の透過など居住者の五感をくすぐり身近に自然を感じてほしいという願いを込めている。敷地の東西に約7mの高低差があることも魅力のひとつ。傾斜を活かす事で眺望に優れた開放的な住まいを設計できると考え、中庭を囲むコの字型の配棟計画を採用。中庭では地下水を汲み上げ、敷地内の高低差を活かしたせせらぎが流し、中庭向きのバルコニーからは、豊かな中庭の緑を愛でながら広がりある眺望を楽しめるよう工夫を凝らした。計画地の外周部にも緑を施し周囲の緑との共存を目指し、これら全ての設えが相まって緑と共鳴する建物が完成したと考える。

仕様

鉄筋コンクリート造 地上12階 地下1階建

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都大田区鵜の木一丁目192番3(地番)「ブランズシティ久が原」現地販売センター

審査委員の評価

既存樹の全体移植を行いつつ、まとまりのあるランドスケープが提案されている。マンション住民にとっても地域にとってもこの提案により、昔からの土地の記憶が継承されていく好例。生き生きと使われている様が評価された。

担当審査委員| 篠原 聡子   仲 俊治   西田 司  

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