GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
店舗・共同賃貸住宅 [コートモデリア表参道/コートモデリア表参道アネックス]
事業主体名
秀光建設株式会社
分類
集合住宅
受賞企業
株式会社モデリア (東京都)
秀光建設株式会社 (東京都)
受賞番号
17G111005
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

表参道ヒルズの裏手の閑静な住宅街にはカフェやセレクトショップ等の小さな都市的空間がほどよく散らばって、居心地の良い街をかたちづくりつつあります。そんな界隈の小さな行止まり路地《alley》に面した2棟の賃貸集合住宅です。2棟はalleyと共にデザインコードを共有しながらひとつの集合体となるように構成されています。地下のユニットはalleyから続く「大階段」によって、1階のユニットは「ブリッジ」などによって、緩やかに街とつながるようになっています。alleyはアスファルト舗装に一筋の赤御影舗道石を施し2棟の建築と合わせて“都市的領域”となり、街と住居のあいだの緩やかな緩衝体となっています。

プロデューサー

株式会社モデリア 代表取締役 郷内秀峰

ディレクター

株式会社モデリア 代表取締役 郷内秀峰

デザイナー

木下道郎ワークショップ 木下道郎

詳細情報

http://www.modelia.jp/

利用開始
2016年7月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都渋谷区神宮前3-14-4・-5

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

路地から続く『大階段』と『ブリッジ』で街に緩やかに開かれた「行止まり路地+集合住宅+集合住宅」

背景

商業ポテンシャルの非常に高いエリアの裏手にあるという地域性と、行止まり路地に面しているという敷地の個性がこの計画の方向性を決定しています。周辺地域の裏通りへと徐々に浸透しつつある「生活感を伴う快適な商業性」を受け止めやすいように、街に緩やかに開かれた建築を計画しました。都市居住に高いセキュリティが求められるのは当然ですが、公と私を厳格に仕切っただけの居住空間はその界隈の都市としての魅力を損ないがちです。ここでは2階より上は集合玄関でロックし、そのほかの路面に近いユニットは直接アクセスとすることにしました。行き止まり路地から地階のユニットに降りていく階段を敷地の間口一杯にし、全体として「路地から続く大階段」としています。「大階段」は公的領域である路地と私的空間のあいだの中間領域となっています。「大階段」を跨ぐようにユニット毎にブリッジが架け渡されていて1階のユニットはそこからアクセスします。

デザイナーの想い

「大階段」がデザインの原点になっています。「大階段」は行止まり路地という敷地の個性を活かし建築を開放的にする建築要素であって、形態としての他者との差異を目論む自己表現ではありません。高い事業性を担保するための様々なアイデアの中心に「大階段」があることを誇らしく思っています。「大階段」が面している路地は私道なのですが他にも権利者がいて路面下にはインフラが埋設されています。全面をピンコロ石などの舗石敷にしたかったのですが将来メンテを考えると採用は難しく、アスファルト舗装に60cm幅の舗石を敷き込む案を採用しました。路地が《alley》として魅力的な「都市的領域」になるためにこのデザインは大きな役割を果たしています。一番奥の最上階のユニットでは都市居住の豊かさの可能性を追求しました。屋上テラスのRC打ち放しバーの背後にセットした目隠しとインフラ仕舞を兼ねた半透過スクリーンは特にお気に入りです。

仕様

■所在地:東京都渋谷区神宮前3-14-4・-5 ■交通:千代田線・銀座線・半蔵門線「表参道」駅 徒歩7分 ■敷地面積:308.55㎡・127.55㎡ ■建築面積:209.09㎡・74.76㎡ ■延床面積:792.23㎡・281.66㎡ ■構造・規模:鉄筋コンクリート造 地上4階 地下1階建・鉄筋コンクリート造 地上3階 地下1階建 ■竣工時期:2016年7月・2017年4月

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都渋谷区神宮前3-14-4/-5
Court Modelia OMOTESANDO
Court Modelia OMOTESANDO ANNEX

審査委員の評価

通りから地下の各住戸へダイレクトにアクセスする階段は、通風、採光をとるサンクガーデンとしても、住戸と通りの距離をつくる装置として機能しており、思い切ったデザインであると同時に、居住性の確保に大いに貢献している。表参道ヒルズの裏手の住宅地という好立地ならではの、地下を利用した集合住宅と言えるだろう。外観も、外壁を2つの仕上げで分割し、おおらかな切妻の屋根でまとめ、周辺になじむものとなっている。

担当審査委員| 篠原 聡子   仲 俊治   西田 司  

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