GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅(長屋) [クアンド]
事業主体名
個人
分類
集合住宅
受賞企業
株式会社ブルースタジオ (東京都)
受賞番号
17G100963
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

世田谷区太子堂、三軒茶屋。QUANDOは都心の典型的木造住宅密集地域(木密)に新築された賃貸長屋です。木造住宅密集地域における防災上の問題点を「地域住人間のコミュニケーション機会の低下」と捉え、長屋住人のみならず周辺住人との間に偶発的な対話を生じさせる日本建築的な「曖昧な境界」のデザインを随所に採りいれています。4住戸ともに全面道路から縦格子と土間を介して入室する日本古来家屋の典型的プラン。1階を玄関とする2、3階メゾネットの2人暮らし向け住戸は低層住宅用地域の住宅地の利点を活かし、周辺地域の屋根の連なりや地形の起伏を感じます。

プロデューサー

株式会社ブルースタジオ 大島芳彦

ディレクター

株式会社ブルースタジオ 岩田啓治

デザイナー

株式会社ブルースタジオ 薬師寺将、谷⽥恭平+株式会社宮田構造設計事務所 宮田雄二郎、加藤千博+杉下デザイン室 杉下城司+アンドスクリプト 三⼾美奈⼦

プロデューサー 株式会社ブルースタジオ 大島芳彦

詳細情報

http://www.bluestudio.jp/rentsale/rs003138.html

利用開始
2017年3月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都世田谷区太子堂

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

木造密集地域における賃貸住宅の役割

背景

世田谷の木密地域では、高齢化する住宅街の相続対策としてアパートへの立替えケースが急速に増加しています。プライバシーとセキュリティー性能の高い共同住宅は、一方で住人間のコミュニケーション機会を奪い、地域の高齢単身者の孤立を招いています。木密地域ではこの生活者の孤立が都市防災上の安全を脅かす問題と考え、住人間、地域間のコミュニケーションを設計上の大きなテーマとしています。

デザイナーの想い

賃貸共同住宅とは一つ屋根の下の「共同体」であり地域における「家族」に準ずるコミュニティー最小単位のひとつ。価値観を共有する人達がお互いを理解しあい暮らすことの出来る住環境は、空間のハードウェアとしての性能以上に快適な住環境を育みます。共同体意識は日常のコミュニケーションのみならず、地域の歴史性や風土に由来するアイデンティティーの共有の上に成り立つものです。空間構成やディテールに、地域においては失われつつある土着の建築様式をふんだんに取り入れることによって、地域生活者としての当事者意識や愛着を芽生えさせようと試みるものです。

仕様

■所在地:東京都世田谷区太子堂■敷地面積:140.14㎡ ■建築面積:82.66㎡ ■延床面積:199.55㎡ ■構造・規模:鉄骨造(薄板軽量化形鋼造)3階建 ■竣工時期:2017年3月■企画・設計監理・賃貸管理:ブルースタジオ■施工:株式会社ガイアフィールド 遠藤陽一+山口明文+青山慎

どこで購入できるか、
どこで見られるか

-
ブルースタジオ

審査委員の評価

木密地域のなかで、そのまちの原風景を取り戻すかのごとく細部まで丁寧にデザインされている点が特に優れている。深い軒、勾配屋根、格子戸の奥に見え隠れする土間など「日本建築的」と表現されるデザインは、入居者のみならず地域住民にも親しみを感じさせるものとなっており、地域コミュニティに貢献できる可能性を感じるものとなっている。鉄骨造(スチールハウス)であるにも関わらず、木造建築のような佇まいが実現されており、構造計画についても評価したい。

担当審査委員| 手塚 由比   千葉 学   栃澤 麻利   Gary Chang   Shu-Chang Kung  

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